日本経団連・坂根正弘氏「化石燃料は130年で無くなる」:環境経営・CSR:ECO JAPAN -成長と共生の未来へ-
以前、私が聞いた話では石炭は400年と言われていた。遅かれ早かれ化石燃料はいずれなくなる。
この人は、だから原子力が必要と言っているように聞こえるが、ウランの方が石炭より早くなくなる。ひょっとすると石油より先になくなるかもしれない。
原子力は発電時には二酸化炭素を排出しないが、ウランの採掘や精製などを含めると二酸化炭素を排出するので、原子力発電は二酸化炭素を排出しないというのは間違っている。
そして原子力は二酸化炭素よりもやっかいな放射性廃棄物を大量に生み出す。
我々は、この放射性廃棄物を処分する手段を持っていない。
温室効果ガスによる地球温暖化が騒がれているが、これはコンピューターシミュレーションの結果であり、パラメーターの設定によっては大きなバラツキがでることが知られている。地球温暖化が騒がれる前は、地球は寒冷化に向かうと言われていた。
太陽光発電は当然だが、風力やバイオマスも元をたどれば太陽エネルギーに行き着く。
人間が生活水準を維持し生き残っていくためには、太陽エネルギーの利用技術開発にかかっている。