高速増殖炉「もんじゅ」の運転が再開されました。
太陽電池、風力発電など自然エネルギーの利用が進んでいますが、これだけで日本のエネルギー需要をまかないし出力が不安定なので他のエネルギー資源が必要です。
原子力発電所がありますが、使っている燃料はウラン235で、この燃料にも限りがあります。
でも、この高速増殖炉を使えば、燃料として使えないウラン238をプルトニウムに変えることができ、使った燃料よりも多くの燃料を作り出せます。
エネルギー資源がほとんどない日本にとって、核燃料サイクルを完成させなければ、石油や石炭がなくなったら電力不足に陥ります。
核エネルギーは、運転時に二酸化炭素を放出しません。でも、核廃棄物が発生します。
話は少し変わりますが、薬も適量であれば体を治してくれますが、多すぎると毒物になります。
核燃料もこれと同じだと思います。
大きな事故がないように、慎重に運転してもらいたいと思います。