Long Long ago
むかしむかしの
バブルの時代
猫も杓子も六本木
ディスコも飲み屋も客だらけ
そんな華やかな時代
交差点からすぐの薬局の二階
”w ~ s”というレコ屋がありました
従業員はワイシャツにネクタイ
朝4時位まで開いてて
客に芸能人、文化人も多かった
田中康夫なんかもボディコン女つれて来てた
12インチ14~500円、LP23~400円で均一
当時から東京で一番高い新譜屋
一時期 ”ドルコーナーってのがあって
タグは全部ドル
その日の相場で毎日ちがう値段
でもUK盤も多かった
しかも当時、唯一”showbiz&ag/soulclap ep” が
リアルタイムで入荷した店
仕入れは完全に社長のワンマンで
誰も取引先を知らなかったらしい
新宿にも支店があって
そこでは ”esg/ufo” のデッドをゲットした
もち均一プライス
他に都内のマンション数箇所に在庫があったらしい
まっ 基本的には、変なレコードを
試し買いするための、最後の方の店
で、つぶれました
ちょっとしてある人から
”I さん 働いてる店知ってる?
六本木店のベテラン店員
岸部四郎ちっくな見た目の音楽好き
”まじすか! 行きましょう
それがまさかのご近所
店名は違いました
レコードバブルにわく宇田川で
ちょっと前から目に付いてた
ひと際目立つ場違いなイタイ看板の店
その店でした
数ヶ月まえにオープンして
イタイの中心でやってたけど
ダメだからってこんなのも置いたよ、って
パッと見ると
7”、ドーナッツ、45rpm
全部ジャケ付国内盤
ヤングホルト/ソウルフル~、
ハンドクラッピングソング、
チェンバース~/ファンキー、
リトルビーバー/パーティーダウン、
ジャングルフィーバー、
リトルシスター/ユア ザ ワン、
S.o.u.l/ディスタイム アラウンド、
トウキョーバスストップ、
等など、30数枚、全部デッドストック
しかも、クッそみたいな値段
60%以上オフ、でトータルから更に数%
平均数百円でゲット
で、聞けばアメ盤もあるからって
後日電話もらって、再来店
詳細はっきり言いませんが
people系 やばかったです
全然見た事ないのが、ポロ、ポロって
この時がピーク
その後ちょっと高くなってきて
良いのも出尽くしたみたいで
そのちょっと前から
”こんなのあります、的な看板に変わったので
みんな 気が付いたみたい
その後一時期人気だったみたいだけど
”処女 頂いてました
アルバムも
£100オーバークラスが十数枚
1~2000円で
これも言えませんが
初めて見たカナダ盤の
”あの曲の12”も1500円で、
かなり人よりレコード見て来ました、が
今まで全くお目に掛からない様な物も何枚かあった
流石、もと ”w~s、
謎です
今もある店だけど
基本普通です