私たちがすべての者と共有しているゴールは平安であることを忘れてはならない。
それは平安こそが私たちの心を救済する唯一の道だからである。
平安とは文字通り争いの終わりを告げるものだからである。
心の中に相反するものを受け入れた時から私たちの旅は始まった。
しかしその旅はすでに終わっており私たちはその終えた旅を振り返り見ているだけのことである。
私たちがもたらしたと信じていた結果のすべてはすでに取り消され私たちがほんの束の間の間愛した想いを抱いた心からも完全に取り消されている。
それでもここで生きている私たちにとっては起こったこととして扱うことの中で私たちに与えられたように与えることを学んでいかなければならない。
相反するものを信じることで私たちは真理を自覚できない状況に自らを置いたからである。
私たちには単独でその状況から目覚めることができない。
なぜなら私たち自身がそう信じることでその状況が作り出されているからである。
だから私たちは自らが招いたその状況から逃れるための助力者が必要なのである。
心にとって大事なことは何だろうか。
私たちが望むものが心の平安であるなら私たちは心のことに注意を払っていかなければならない。
私たちはあまりに自身の心に関して寛容すぎるのである。
訓練されてない心には何が自身に安心をもたらすのかを区別することができないからである。
だから訓練されてない心には愛と恐れ、苦痛と喜びを混同しがちなのである。
私たちは肉体のレベルから心のレベルへと戻っていくことを学んでいかなければならないのである。
私たちの注意が普段私たちの肉体に向けられていることは否定できないのではないだろうか。
私たちは自身が何を考えどう感じているのかをもっと見ていくことを学んでいかなければならない。
私たちがこの世界で生きていくには必ず何らかの思考体系に沿って生きることしかできないからである。
心にとって重要なこととは何だろうか。
心が祭壇であるなら重要なこととは何だろうか。
問題はその祭壇に何を祭ることにするのかということなのである。
心はその祭ってあるものを主として受け入れその声に従うことしかできないからである。
私たちは心に相反するものを受け入れたと述べた。
だとすれば私たちには2つの声を聞くことができるはずである
だから私たちには全く交わることのない2つのゴールを目指すことができるのである。
この世界に生きている私たちはすでに一方の声を受け入れたことを認識しなければならない。
そうでなければ私たちには考えることをしていないはずである。
だから私たちはすでに一つの思考体系を学んでしまっているのである。
私たちが今も心の平安を望んでいるということはすでに学んでいる思考体系が私たちの望む平安をもたらすものではないということを学んでいかなければならないのである。
私たちが今も幸せを望んでいるのであれば私たちが献身しているゴールは不幸だったという
ことを認識しなければならない。
認識するからこそ幸せに向かって歩いていくことができるからである。
心に相反するものを受け入れたことがもたらす葛藤は私たちが認識しているよりも遥かに大きな重荷となってしまった。
心が自らの安心を望むがゆえに何をしているのかに気づいていくことを学んでいかなければならない。
それをこの世界の中での体験を通して学んでいくことができるのである。
自身がどのように考えどのように解釈しどのように感じているのかを正直になって見ていくことで心が受け入れた主に気づくことができるようになっていく。
だから私たちはこの世界の体験を通して心に戻っていくことを学んでいくことができるのである。
私たちにはもう一方の声を聞くことができるからである。
私たちは間違った声に従ってきた。
だからこそ私たちは延々と終わりなき旅をしてきたのである。
私たちは平安への旅をすることを選んだのである。
私たちには正しい声を聞くことができる。
一方を選んだのであれば当然もう一方も選ぶことができるからである。
2つの声を聞くことを選んでいるうち(方向転換したことにまつわる)は葛藤は避けられないが一貫して一つの声を聞くことを学んでいくうちに葛藤はなくなっていく。
一方の声の学びは苦痛が報奨として学ばれもう一方の声の学びは喜びだけを報奨として学ばれる。
私たちはこの体験を通して最終的に一方だけを選ぶことになるのである。
葛藤の終わりは光と闇が一つのところに並べられることでもたらされるものだからである。
その状況においてどのような困難な問題があるだろうか。
私たちがその選択を間違うことなどあり得ない。
旅の終わりにおいて私たちには正しく選択する準備ができているからである。
神の聖なる子でありわたしと一つであるあなたの心に常しえの平安がありますように。
愛と感謝そして祝福をこめて。
発芽レイキアカデミー認定レイキティーチャー 谷端光博
