OUT OF THE PARK BASEBALL XX

 

 過去記事をOOTP発売に伴いアップデート。

 OOTPをメインに、MLB、NPBの動静、MLBルール、ゲームプレー、大谷、架空リーグ、NPBエキスパンションのシミュレーションを行っていく。

 

 

 

2018年発売のOut of the Park Baseball 19

 発売時点では、右側のPERFECT TEAMはCOMING SOON!だった。

 これは、2018年11月にβテストが開始、現在は正式版になっている。

 

 元々、OOTPはWindows版のみだったが、現在はMac版もある。

 現在、Macで起動可能なのは、

 

  • Out of the Park Baseball 17
  • Out of the Park Baseball 18
  • Out of the Park Baseball 19 & PERFECT TEAM
  • Out of the Park Baseball XX & PERFECT TEAM

 以上、4つのバージョン。

 

 OOTP 19とOOTP XXのPERFECT TEAMは別世界。

 アカウントはChallenge Mode、PERFECT TEAMでバージョンに関わらず共通だが、

 同一アカウントでも、OOTP 19とOOTP XXでは、別のワールドにログインする。

 

 OOTPは一言でいうと、GMとして球団編成を中心に組織を作っていく。

 予算管理、チケット販売等の要素もあるが、強いチームを作れば、そういった球団経営、営業の問題はクリアできる。

 

 この種のゲームは、古くはASCIIのPC-9801版『新ベストナインプロ野球』とかってのが近いけど、これは「監督」のみだったからね。

 画像はMSX2版だね。

 

 これは編成をするというより、監督として采配するというタイプだった。

 

 OOTPでも監督は出来るけど、やはりメインはGM職務だろう。

 

 各種レトロゲームマシンの野球ゲームも数々あったが、PCエンジンのハドソン製Power Leagueが好きだった。

 

 のちに一番、好きになったのはEA Sportsの『Triple Play』シリーズ。

 

 これらのゲームと比べるとOOTPは、えらく細かい。

 野球ゲームの感覚で接すると煩雑この上ない。

 

 MLBの番組でもあるように、これは、シミュレーターとして接するのが一番フィットする使い方だと思う。

 

 全編英語だけど、英語はそんなに恐ることはないんじゃないかな。

 それよりも重要なのはMLBのシステムを知ってることだと思う。

 

 起動すると、OOTP 19では、こんなメニューだった。

  • NEW STANDARD GAME(新規スタンダードゲーム)
  • NEW HISTORICAL GAME(新規ヒストリカルゲーム)
  • NEW CUSTOM GAME(新規カスタムゲーム)
  • NEW QUICKSTART GAME(新規クイックスタートゲーム)
 基本的な構成は、OOTP XXでもまったく同じ。
 
 NEW STANDARD GAMEで始めると、2019年開幕ロースター(ロースター、ロスター、Roster……ここでの意味は25人のActive Roster=メジャー公式戦出場可能選手)でスタートするが、OOTP XXからは「LIVE START」を選択できるようになった。
 
 これは、新規ゲームを作る日までの現実のMLBのチームと選手の成績・結果、トランザクション(昇格、降格、IL入り、トレードなどの選手の動き)を反映した形でスタートできる。
 
 例えば、Shohei Ohtaniは、LIVE STARTを選択していない場合、開幕でIL(Injured List、故障者リスト)に入っている。
 しかし、今日、LIVE STARTで新規ゲームを作った場合、スタートは6月2日になっており、試合も消化されていて、大谷の成績も反映された形でスタートする。
 
 シーズン途中でGMになるような感じかな。
 
 ただし、現実のトランザクション、試合結果をすべて読み込んで開始するので、新規ゲーム作成には、通常より時間がかかる。
 
 HISTORICAL GAMEは1871年〜2018年のロースターでやる。CUSTOM GAMEは、自分でワールドを作る。要するに架空のリーグなんだけど、OOTP 19の時にやったように架空リーグであってもSTARNDARD GAMEで始めた方が作りやすい。
 
 QUICKSTART GAMEは設定済みのカスタムゲーム。
 
 NEW STANDARD GAME(新規スタンダードゲーム)をクリックすると、Challenge Modeでやりますか?って聞いてくるので、最初は「No, thanks.」でいいだろう。
 
 チャレンジモードは、アカウントでログインして、与えられた条件で、1試合づつプレーしていくモードで、まあ、オンラインゲーム化するとでもいうか。
 チャレンジモードでArchivements(業績、実績)をクリアすると、PERFECT TEAMのカードパックが賞品として貰えたりする。
 Archivementsは通常モードでもあるし、PERFECT TEAMにもあるが、チャレンジモードのArchivementsは、PERFECT TEAMのカードがもらえるのが特徴か。
 
 単に自分の成績をオンラインで記録するというだけでなく、PERFECT TEAMの開始で報酬ができた。
 
 ただ、Challenge Modeは結構、時間が掛かる。
 長期間のオートプレイができないので、監督業務も結構、やらないといけない。
 
 それでArchivements解除して、PERFECT TEAMのカードもらっても、時間が足りない。
 
 PERFECT TEAMの回に詳述するけど、PERFECT TEAMは始めると、これはリアルタイムでスケジュールが進行していくので、これも忙しい。Challenge Mode、PERFECT TEAMは時間が掛かるってことは覚えておこう。
 
 ここを通り過ぎると、次は、先ほどのリーグ選択画面になる。 
 作成する新規ゲームに存在して欲しいリーグをすべて選択し、LIVE STARTの設定と新規ゲームのファイル名を決める。
 
 俺は通常、MLB、NPB、日米独立リーグを選んで始める。
 
 次の画面では、
 
 プレイヤーのProfileと役割、就職先、モードを設定できる。
 
 Profileは自由に、役割は、「GM and Manager(GM兼監督)」。
 就職先は自由でいい。また、スタート時に就職していなくてもいい。
 
□ Play in Commisioner Mode
 
 これは、コミッショナーモードといって、各種のエディタを使ってデータやリーグ構造をいじれるモード。
 シミュレータとして捉えた場合、どうしてもコミッショナーモードが必要な場面もある。
 リーグの構造が変わったとか、チームが別のリーグに移籍したとか。
 日本人選手の設定が明らかにおかしいとか。
 通常ではあり得ないトランザクションがあったとか。例えばソフトバンクにMLBのドラフト1巡目が入団とかね。
 
 そういったことを修正するのにコミッショナーモードを使うわけだが、
 ここは自制心がないと、ただのチートモードになってしまう。
 
 謙抑性。コミッショナーモードを使う場合は、頭に入れておこう。
 
□ Cannot be fired
 
 クビにならない設定。
 まあ、安心していろんなことができるんだろうけど、別に設定の必要性も感じない。
 多少は緊張感があった方がいい。
 
 球団組織にはオーナーがいるわけで、シーズン前やシーズン途中に、様々な要求というか、目標設定をしてくる。
 GM兼監督は、オーナー設定の目標クリアを目指すわけで、あんまりかけ離れていると、クビになるんだろう。
 クビになったことがないので、どの程度にクビになるかわからない。
 オーナーの性格というか人間性にも左右されるだろう。
 
 ライセンスの問題だろう。日本のNPBのチームのロゴは架空のもの。
 他に、Arizona Summer League、Gulf Coast League、Dominican Summer Leagueのロゴも架空。
 Arizona Fall Leagueはロゴがない。
 また日米独立リーグのロゴも架空。
 
 この辺は、自分で変更できる。
 
 ゲーム開始前の時点で、気になるものは自分で変更しておこう。
 あと各賞の名称や、チーム名、リーグ名、略称なども気になるものは修正する。
 
 Arizona Summer Leagueのリーグ構造が古かったので修正した。
 一応、全リーグチェックしたが、他にも修正な部分はあった。
 
 各賞の名称は、開幕前に修正しないとクラッシュすると思う。
 以前のバージョンでは、そうだった。
 これは試していないので、現バージョンでクラッシュするかどうかはわからないが、事前にやっておこう。
 
 2018年シーズン、一番、長く使ったGMは飯田圭織だが、Ameblo用に最初に作ったGMは、
 
イヴォンヌ・ストラホフスキー36歳オーストラリア人。
 
 めでたく新規ゲームが完成すると、スタート画面が現れる。
 
 今年のGMは、Kate Beckinsale。
 

/* ------------ */

 

* AL……American League アメリカンリーグ

* NL……National League ナショナルリーグ

* ALDS……American League Division Series アメリカンリーグ・ディビジョンシリーズ

* NLDS……National League Division Series ナショナルリーグ・ディビジョンシリーズ

* ALCS……American League Championship Series アメリカンリーグ・チャンピオンシップシリーズ

* NLCS……National League Championship Series ナショナルリーグ・チャンピオンシップシリーズ

* ポジション……RHP 右投手、LHP 左投手、C 捕手、1B 一塁手、2B 二塁手、3B 三塁手、SS 遊撃手、OF 外野手、DH 指名打者

* FA……FAと契約、再契約含む。

* ウェイバー公示にクレーム……ウェイバー公示中にクレーム(請求)して獲得

* プロスペクト……将来有望な選手

 

旧ブログ

 

※OOTP攻略のためのオススメの書籍

Curve Ball - メジャーリーグの数理科学 上

Curve Ball - メジャーリーグの数理科学 下

Moneyball - マネー・ボール〔完全版〕

 

※セイバーメトリクス入門書

勝てる野球の統計学

※統計学入門書

読む統計学 使う統計学

 

映画「マネーボール」

 

用語集:打撃

  • 試合 → G (Game Played)
  • 打席 → PA (Plate Appearance)
  • 打数 → AB (At-Bat)
  • 得点 → R (Run Scored)
  • 安打 → H (Hit)
  • 二塁打→ 2B (Double)
  • 三塁打→ 3B (Triple)
  • 本塁打→ HR (Home Run)
  • 塁打 → TB (Total Bases)
  • 打点 → RBI (Run Batted In)
  • 盗塁 → SB (Stolen Bases)
  • 盗塁刺→ CB (Caught Stealing)
  • 犠打 → SH (Sacrifice Hits)
  • 犠飛 → SF (Sacrifice Flies)
  • 四球 → BB (Base on Balls)
  • 故意四→ IBB (Intentional Bases on Balls)
  • 死球 → HP (Hit by Pitch)
  • 三振 → SO (Strikeout)
  • 併殺打→ GDP (Grounded into Double-Play)
  • 打率 → AVG (Batting Avarage)
  • 出塁率→ OBP (On-Base Percentage)
  • 長打率→ SLG (Sulgging Percentage)
  • GS (Game Started) → スターティングラインナップで試合出場
  • 1B (Single) → 単打
  • BB% (Base on Balls per Plate Appearance) → 四球÷打席
  • CI (Catcher's Interferance) → 打撃妨害
  • SO% (Strikeout per Plate Appearance) → 三振÷打席
  • EBH (Extra Base Hit) → 長打
  • OPS (On-Base Percentage plus Slugging Percentage) → OPS=出塁率+長打率
  • SB% (Stolen Bases Percentage) → 盗塁成功率
  • RC (Run Created) → 打者がどれだけチームの得点を生み出したか
  • RC/27 (Run Created per 27 outs) → 1ゲーム(27アウト)当たり打者がどれだけチームの得点を生み出したか
  • ISO (Isolated Power) → 長打力
  • wOBA (weighted On Base Avarage) → 打者が1打席当たりどれだけ得点産出に貢献したか
  • OPS+ (Adjusted On-Base Percentage plus Slugging Percentage) → OPSがリーグの平均からどれだけ傑出しているか
  • BABIP (Batting Avarage on Ball in Play) → インプレー打率。本塁打以外の打球がどれだけ安打になったか。
  • WPA (Win Probability Added) → 勝利にどれだけ貢献したか
  • wRC (weighted Run Created) → 打者がどれだけチームの得点を生み出したか。RCと違いプレーごとに「重み」付けされている。
  • wRC+ (Adjusted weighted Run Created) → 打者が1打席当たりにどれだけ得点を生み出したかの傑出度
  • wRAA (weighted Run Above Avarage) → 平均的な打者が同じ打席数を立った場合に比べて、どれだけ得点を増やしたか
  • WAR (Win above Replacement) → そのポジションの平均以下で容易に代替できる選手と比べて、どれだけ勝利を上積みしたか
  • PI/PA (Pitch per Plate Appearance) → 打者に対する投球数÷打席数

ピタゴリアン期待値

※基本の指数は2.00だが、適宜、以下の指数を使い分ける。

NPBの場合、指数は1.64

MLBの場合、指数は1.83