店で買いそびれ、ネットもあまり使わない友人のために予約しておいたビートルズ リマスター モノ盤が届いた。

17.04. Remaster Review 04に書いたが、その友人もアマゾンで予約できてしまったので、結局自分のものとしたやつだ。

僕はビートルズの似非ファンを自認しているレベルで、マニアでもコレクターでもなく、仔細な音に拘りもないのでステレオ盤で充分だと思っていた。
ただ、いざモノ盤が目の前に存在していて、『モノ優先で作っていたのだからモノで聴くべし』なーーーんて言われると”そうなのか!”なーーって単純に煽られてしまう優柔不断な性格なので、やっぱり自分も欲しいってことになってしまったのだ。

それに、00.08. My collection (or The Evidence Of A Mimic Fan)にも書いているが、僕は似非ファンであることの証明としてLPレコードを1枚も持っていない。(若き頃は友人のレコードを借りて聴いたり、それを録音して済ませていた。)
よって、今回のステレオ盤に加えてモノ盤も手に入れれば、ミニチュアではあるがアルバムのレコードイメージは手に入れたことになるなーーって考えちゃったのだ。



で、実際に手に入れてみて思ったことは?



値段が高い!
この値段のおかげでマイナスを取り返すべく僕はゴルフに行くのを止めた。が、僕のプラス(ビートルズのCDゲット)に対抗して妻が洋服類を買った。(僕がステレオ盤とモノ盤にかかったお金分は使ったか・・・。)従って、さらにマイナスを取り返すために僕の秋物の洋服類の購入はなしだな。



それにしても海外の値段の1.5倍~2倍の値段はないんじゃないか。
モノ盤は当初友人のためのものだったので日本語盤だから4万円弱。日本語訳やらに少々かかるとしても、どう見ても中間にいる人々を食べさせる費用と日本法人の利益に貢献していることは間違いない。(何事もきっちり丁寧にやる、やってないと怒る国民性なので他国よりラッピングやら何やらに余分にお金がかかるし、販促費用も海外よりは上乗せする必要があったのだと思うがそれにしても・・・・。)



良い面としては、CDジャケットを入れている透明の”入れ物”が良くできている。
説明が難しいが、フラップ状になっている側とは反対となる側の袋の入り口が切りっぱなしじゃなくて内側に折り込まれている。そのおかげでCDジャケットが”入れ物”に入れ易くなっている。この辺りは日本で作っている成果じゃないのか。



その他気がついた点としては、”with the beatles”のジャケット右上の”mono”の文字。僕のブログのヘッダーは”with the beatles”のジャケットをパクッていて右上にはMONOの文字を入れていた。
”with the beatlele”の部分は似せたつもりだったがMONOの文字を大文字にしてしまっていた。実際は小文字。同じフォントはないが似たようなもので代用して修正。僕のブログにとっては”mono”の文字にも意味がある(00.02. Named After (to English version))のに良く調べもせずにだめだなーーー。(PPMもHDNも小文字なのに。似非ファンであることがまた証明された。)


音的には聴きくらべをするつもりはないが、今後じっくりと聴いていきたい。

『女王陛下はとってもいい娘 だけどたいした意見をもっていない』

週末に皇居に行った。
東京に20年以上住んでいるのに初めてだ。

雨が続いていたがその日は晴れたのでどこか散歩に行こうと思ったのだ。いつもは井の頭公園や新宿御苑や代々木公園にに行くのだが、何かの折に皇居の話題が出て、一部は無料(皇居東御苑)で入ることができるらしく、じゃー丸の内での買い物がてら行こうってことになった。
(無料部分以外も予約すれば見られるので今度見に行ってみよう。)

実際行ってみると城跡だった。江戸城跡だから当たり前だが城跡だ。ところどころに皇居に関連した建物はあるが城跡だ。

でもすごい。遠目には見ていたが、真近で見るてみると・・・感動した。
クレーンもない時代に巨大な石を積み上げて石垣にしている。ピラミッドと同じでこれも金字塔と呼んでもいい。お濠だってすごい。これもショベルカーとかない時代に人間が作ったのだ。人間は偉大だ。

一方で権力集中がすごいものを生み出すのだなとも思った。

ピラミッドにしてもローマの遺跡にしてもパリのお城にしても一部の人間に権力(お金)が集まったからこそ、膨大な資金と手間を注ぎ込むことで後世遺跡と称されるようなものが作れたのだ。
近代ではそこまで権力と金は一部の人間に集中していないし、道具が発達した結果で作れたものがほとんどだから、後世に遺跡として残せて人間の感動を呼べるものはないんだろうなーーー。
(ビートルズの楽曲は”遺跡”として後世の人間の感動を呼べるものだ。レコードやCDになったものやりマスターできたのは進化した道具のおかげだけど、歌詞や曲や演奏はまさに人間の手によって作られたものだから。そっかーー。現代の建物でもそれを設計した人や道具を考え作った人なんかは感動的だとも言えるな。まーー後は後世の人に考えてもらいましょう。)

で、この皇居に住んでいるのはもちろん天皇陛下と皇后様。


『女王陛下はとってもいい娘 だけどたいした意見をもっていない でもすごく好きだよって言ってあげたい』


太平洋戦争を経た昭和天皇や現在の天皇陛下が、アメリカ軍の占領を受けその立場が危うくなった時にどう考えていたかは良くは分からない。自分の天皇としての立場がなくなったとしても国民を守ろうとしていたのか、占領前に他国を自国に併合していくことをどう考えていたのか。他の国々も他国を自国に併合していた時代だから当たり前だと思っていたのか。

いずれにしても紆余曲折の末、天皇は権力のない国民の象徴として残ることになった。
これってよかったと思う。日本という国の生い立ちを後世にも”具体的に”分かるようにしたのだ。単純な論理では必要ないかもって思うかも知れないが、そこに何かおまけみたいなものが、一見余分なものじゃないかって思うものが具体的にあるだけで、その余韻が周りに影響を与えて何かしらの感慨を呼ぶものになる。

ビートルズの”Her Majesty”もそういった曲だ。
”The End”でビートルズが完全に終焉を迎えたと思った後、この曲が流れる。それはエンジニアによる偶然の産物だったかもしれない。でもこの曲があるおかげてビートルズ終焉の余韻が広がった気がする。まだ何かあるんじゃないかと・・・・。

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***
前回のリマスター・レビュー(17.02. Remaster Review 02)に登場した友人から昨日携帯電話にメールが来た。

リマスター・モノ盤を予約できたというのだ。

確かに現在でもEMIのホーム・ページやビートルズ・オフィシャル・ストアでは予約は受け付けていたのだが、HMVはだめだし、アマゾンもタイミングがよければ受け付けている場合がある程度の状態だった。

で、彼はアマゾンで予約できたという。実際に行ってみると・・・、確かに受け付けている。(ザ・ビートルズ・モノ・ボックス(BOX SET)【初回生産限定盤】)予約が一杯になって受付が停止するかも知れないが、少なくとも今現在でも予約を受け付けている。(前回の投稿で希少価値があるものをゲットできてうれしい!なーんて書いたけど、希少価値はそんなにはないものになりつつあるかも。)

この間の話だと彼はネットで予約なんてしないって感じで言っていたが、別の人に頼んだかか自分でやったか・・・。

まーいずれにしても欲しがっていたものが予約できてよかったと。
僕の方でも彼のために予約しておいたのだが、実際に商品が届くまでどうなるか分からないので連絡していなかった。結果としてその分が無駄になってしまうな。なんて言いながら妻が許せばそれは自分の分としてしまえるなとほくそ笑んでもいたのだが。

で、昨日の夜にその旨妻に話をしたら、良いとも悪いとも言わない状態。勝手にいい方に解釈をして自分の分としてしまうことにした。似非ビートルズ・ファンとしてはLPも持っていないので、LPのスリーブなどまで再現したものが付いてくるならうれしいし。

ただ、4万円弱は痛い。今後ゴルフも2回ある予定なのだが、早速1つはキャンセルした。CDで4万円も使ってさらにゴルフだなんていったら機嫌が悪くなるのは目に見えている。

ところで、限定1万セットとか言っているけど、実際はもっと作ってるんだろうな。海外も合わせたら1万セットしか販売しないなんて普通に考えても少な過ぎるし。(って、曲がりなりにもビートルズ・ファンである立場での意見なんだけど。)他のホームページでの意見を見ても限定といいながらそれ以上に作るのは普通にあることらしいし。

で、この限定云々ってのは購買意欲を湧かせるよね。
今回のモノ盤なんて同じ曲が入っているだけなのに、テイクやミックスが違うってだけで別商品にしてマニア心をくすぐって買わせようとしている。ビートルズのマニアは基本的にはそれなりの年齢の方々が多いので少々高くったって売れるし。ジョージ・マーティンやジェフ・エメリックの発言でも”その時代はモノラル優先でミックスしたからモノで聴かなくちゃだめ!”なんて煽ってるし。

実際僕はFor Saleまではモノラルで、それ以降はステレオでしか聴いたことがなかったし、曲がりなりにもファンの片隅にいるつもりでいて、それなりの年齢になっているので、確かにこれらの発言に煽られて買いたい気持ちになっていた。(詳細な音の違いなんてあまり興味がないし、それにとっても高いのにもかかわらず・・・。)

いずれにしても・・・、欲しい人が正規の値段でその商品をゲットできることはいいことだということで、めでたしめでたし。(とはいえ日本語版は輸入盤に比べて高すぎだけど。)

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シルバー・ウィーク中に同じ高校、大学(学部は違うが)に通った友人と会った。

年に1,2回会っていた彼が大阪転勤になって2年位会っていなかったが、東京にも頻繁に戻ってくるようになっていたので久々に飲んだのだ。

その彼はこのブログにも何度か登場しているビートルズのファン。(ポール・マッカートニーのコンサートがあれば全ステージを見に行くし、家には彼らが使用した楽器と同種のものが置いてある。)
高校時代にはビートルズのコピーバンドをやろうとしていた。僕も単に左利きだという理由でお誘いがあったが楽器はできず、高い声は出ないし、ハモれないし、人前で何かする性格でもなかったので不参加。(今思えば参加していれば音楽に対する今の苦労は軽減されていたかも。でも、今感じている新鮮さは得られなかったか・・・。)

話はビートルズから離れるが、彼は東京でマンションを持っているが大阪転勤後他の人に貸している。今は東京にも週の半分くらいいるのに契約上自分の家には帰れない状態で会社の寮にいるそうだ。
驚いたのは大阪のアパート家賃も会社持ちなこと。ってことはマンションを貸しているお金は全て自分の懐に入ってくる。リッチな日々が続いているのだ。うらやましーーー。(リマスターのBOXも日本語版のモノ、ステレオ両方買ったってどうってことない状態だ。)

話を戻して、
飲んでいて自ずとリマスターの話になった。
ところが、彼は仕事が忙しくて出遅れてリマスターのBOXを手に入れてなかった。特にモノ盤が欲しかったらしいのだがこの時点では当然売り切れ。それじゃーってことで、ステレオ盤ではあるが、その場でiPodで聞かせてあげた。(会話がなくなり彼は一人の世界に没入。)

彼は家でネット・サーフィンもしないので、仮に見つかるようだったら買っておいてあげることにした。ただし、当然アマゾンでもHMVでも通常売り切れ状態なので出物があったらということで・・・。僕もやっぱりモノも欲しいかなと思ってたまにアマゾンなぞを見ていた時に、出品ものではなくアマゾンが正規の値段で販売しているタイミングがあったから可能性は0ではないと思っていた。(アマゾンでは5万円程度での出品はあるが、それを買うのはくやしいし最終手段と考えていた。)

で、昨日何気なくアマゾンを見ていると・・・・。
何と日本語版ではあるが出ているではないか!!!販売者はアマゾンとなっているし、正規の値段だ。お届け予定は10月18日。直ぐにカートへ。注文完了。(その後直ぐにそのエントリーは消えたようだ。)
物が届くまではどうなるか分からないが、希少品をゲットできた喜び!!。
ただ、ぬか喜びにならないよう彼には実際に物が届いてから連絡することにしている。(彼はこのブログの存在は知っているが、見てはいない。まー見られてもいいけど。)

仮にゲットできたら事前に聞いていいことになっている。当然パソコンには保存予定。

あーーでも物が届いたら自分のものにしたくなっちゃうかなーーーーー。

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