アートの役割って | あやこ’s eye  ~今仲綾子の視点~

あやこ’s eye  ~今仲綾子の視点~

人生はアート!これまで出会ってきた美術、舞台、そのほか諸々について綴っていきます。

昨日の新聞で見た記事に

なるほどなーと思う。

さすがは養老先生。

 

「『同じ』であることに立脚するから

『違い』を前提とするアートが解毒剤として盛んになる」

養老孟司 日経新聞1月9日夕刊
 
これ以上何を書いても蛇足だけれど
あえて付け加えるなら
自分と全くちがう世界観に出会ったとき
これはキライ、イヤ、で終わりにするところを
一歩踏みとどまって、ざわっとする自分の心を見てみると
何かがちょっと動く・・・かもしれないな
 
と思う。
 
自分の経験からすると、
特に現代アートといわれるものを見るときは
キレイだなとか、好きだなとか、
受け入れやすいものは
幸せな気持ちがうまれて、
見に来てよかった!
となるけれど
 
何コレ!キライ!意味分からない!
みたいなものは、そこで終わりにしないで
一緒にいる人と感想をシェアしたり、
自分が何故そう感じるのかな?
と、探ってみると、
けっこう面白いことが起きる。
 
 
自問自答はちょっと根性がいるから、
個人的には現代アートは気の置けない人とか
好奇心の強い人と一緒に行くといいかも。
 
 
そして、アートは静かに見るもの、とか
難しいもの、とか考えずに
感じたことを素直に言葉にしてみるといいかも。
 
何じゃこりゃ?でもね。
 
で、一緒にいる人の感想も
聞いてみる。
 
その作品の意味よりも
(そんなのないかもしれないしね)
どう感じるか?の方を聞いてみる。
 
そしたらね、違いっておもしろいなー
なんて思えるようになる
 
かもしれないから。