ありがとう | 群馬大学演劇部テアトル・ヒューメ

群馬大学演劇部テアトル・ヒューメ

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どうも、おはこんばんにちわ。春は怠惰に過ごしてご無沙汰してたジョニーです。群馬の頭おかしい冷風に身を凍らせたのも遠く、今はメイクを溶かして肌色の汗をかく日々です。ホールって暑いな、人がいて良い環境じゃねぇよ。そんなことを思いながら公演に参加するあたり、僕の頭も相当イかれちまったようですわ

 
……で、ガンダムさんかぁ。何だろうこの弄ってあげなきゃいけない感。誰からか「要素だけみたらイケメン」という訳わからん評価を受けてた人なんですが、本当に見た目はカッコイイんですよね、見た目は。弄られキャラよりもクールに皆を引っ張っていく役が似合いそうなお方です。実際、少なからず頼りになるんですけどね。ただ、引っ切り無しに「ガンダムだからなぁ」周囲を笑顔にさせる雰囲気は皆から好かれてる証拠なんだと思います。なのにどうして彼女が作れないのか、コレガワカラナイ。
 
そんな新品機動戦士の後なのでお察しでしょうが、僕も役者を務めさせて頂いております。冬に続いて二度目の役者。ぶっちゃけ舞台に立てるとは思っていませんでした。だって、今年の一年生バケモノ揃いなんだもの。演劇経験者でいかにも役者向けな高身長イケメンに、何をトチ狂ったか南国を飛び出しディズニーを夢見るyoutuber。挙句には香港帰りの生命体まで。何だこの油っこいメンツ。物書きモドキの肩書きしかない自分が恥ずかしくなるじゃないか。
 
それでもどうにか役者に選ばれ、希望が通った僕は一安心、一心不乱に仕事に打ち込んで来ました……なんて話は勿論ありえない訳で。去年の役者業で味わい、そして呑気に忘れていた苦しさに腹パンを貰っています。自宅勢に顕著な通学時間の長期化、気軽に手を抜けない日々の講義、ボンクラ大学生には難しい台本、その他いっぱい。脆弱にも程がある基礎体力も、歪みきった骨格も、何一つ変わっていません。そんな事情を無視してのしかかってくる責務の山々。最後に悪態を吐いたのはいつだったかしら?  確か昨日の午後十一時だ。
 
一回やったしできるだろ。出所不明の自信はあっさり砕かれました。冷静に考えりゃ当たり前だ、ハタチの若造がちょっと舞台に立って一流になれる訳がない。約六ページの出番をこなして褒められたくらいで、どうして一端の役者面をしていたのか。芸術の困難に触れて何も学んでない自分の馬鹿さに時々寒気を覚えます。
 
とはいえ僕の場合、馬鹿は馬鹿でも筋金入りの馬鹿だったみたいで。今も練習が終わっては風呂場でぶつくさ怨恨を垂れ流し、ケロッと忘れてまた練習して、という作業を繰り返しています。理由もまぁ、馬鹿の一つ覚えということでかなーんも変わっていません。「この役は僕にしかできない」。それこそ根拠ゼロ、恐らく僕以外は誰も認めちゃいない思い込みな気もしますが、頭が勝手に信じてるんだから仕方がない。またまた冬の時みたいに、この直感が間違いなんかじゃないことを証明できたらいいな、と密かに思っています。……だから今回こそ爽やか笑顔を取得しなけれバババ……
 
…………そんで、遂に来てしまったかノルマ君。正直肩に力が入って仕方ないわ。何だよ「死ぬ前に食べたい物」って。微妙に公演のテーマにかすってなくもないような気がして茶化せないじゃないか。まるで糞真面目に文章を考えたがる僕をピンポイントで狙うような所業。言いがかりだけど、どうせ分かっててやってんだろうなぁ、だって今年の制作さんって曲者しかいないし。ヒューメに真面な奴なんかいない気はするけど
 
しかし死ぬ前に食べたい物か。真面目に考えると意外に難しい。勿論、思い出に残る大切な料理ってのは沢山あります。仕事やら学校行事やらで忙しいのに、毎日欠かさず作ってくれる母の弁当。週末に腕を振るって仕上げてくれる父の料理。流行りが分からずとも精一杯変わらぬ味を出してくれる祖母の料理。細かい名前を出したらキリがないし、どれか一つに絞れというのも無理な話。僕にとって食べ物の記憶は大半が家族の記憶と関係していて、とても優先順位なんかつけられない。それが家族くらいしか話し相手のいないボッチ事情を風刺しているのはともかく、大切ってだけなら決めようがない。
 
だけど、死ぬ前に食べたいとなると話が変わってくる。別に背景を考えろなんて言われてないけど、「死ぬ前に○○が食べたい」ってことは「○○を食べて、安心して逝きたい」ってことの裏返しと見れる訳で。そんな状況になった時、家族ズキーとしては家族の作った料理なんか怖くて食べられる気がしません。だってそんなもん、生きたいって思うに決まってんじゃん。大切な料理を食べて、大切な記憶が蘇って……そうなってこの世に未練を残さず「思い残すことはない(キリッ)」と思い死ぬ度胸なんて、僕にはありません。え、未練がましい?そうかなぁ。大切なものだからこそ未練が残る、執着するって、そんなにおかしくもないと思うんだけど。
 
つーかさっき挙げた料理、そもそも僕が死ぬ時には絶対に食べられないじゃん。普通に考えたら、僕より先に父さんも母さんも、おばあちゃんも死ぬんだから。となるとやっぱり僕自身が作り、なおかつ家族との思い出が深い料理が答えになるのかな。そんなの実家住まい野郎に求められても……と思ったらあるわ。料理かどうか怪しいけど、凄く大切な食べ物。
 
ま、ツナマヨパンなんですけど。
 
クックパッドで見られる立派な代物じゃないです。ツナ缶開けて、玉ねぎをテキトーに斬って、マヨネーズと一緒にツナへ叩き込んで、食パンに乗せて焼くだけ。猫の手すらできない手が握る包丁は危なっかしく、たまに熱量を間違えて生焼け気味になる。自他共に認めるヘナチョコ料理?です。
 
何でそんなのが大切かって?これが初めて家族に感謝された自作料理だからです。たまたま早起きした日曜日、何の気なしにツナマヨパン焼いて、コーヒーを家族分淹れたら何故か喜ばれたんです。今でも理由は分からないんですが、あれほどツナマヨパンが美味かった日はありません。そんな料理だったら死ぬ前に食べても、この世に満足して逝ける……のかなぁ。やっぱ自信ないわあの雑なパン料理。もっと練習したら死ねるレベルのツナマヨパンが作れるのかねぇ。
 
そろそろ胃もたれしてきたんで、次の更新者にバトンパスしますか。ちょっと前までツインテールが出来るほど髪を伸ばしてた、男の娘疑惑持ちだったウエポンです。
 
正直、最初はめちゃくちゃ扱いに困ってました。良く言えば大人しい、ぶっちゃけると掴み所のない感じがする後輩で、無理やり絡んではお互いすぐに困る。あんまり覚えてないけど、初期はかなりギクシャクしてた気がします。でも最近、練習中の彼が凄く真面目な顔をしてるのに気づきました。上手く喋れなくても、仕事に熱心な奴に悪い奴は(多分恐らく)いない。生まれて初めてできた、後輩という良く分からん概念。せめて「仕事もできない奴」とか思われないよう、精々頑張りたいと思います。
 
全然纏まらなくて、やたらめったら長くなってしまいました。今までのブログ、もっと短かったんだけどな。あれか、歳をとると話が長くなるって奴か。考えたら今年で二一歳だもんなぁ。つーかあと二年で大学卒業……?マジで、誰か嘘だといってよ、まだ全然遊びたいのに、鬱だ、○のう……。
 
そういうわけでさようなら。僕がホールで頭を下げる日に、また会いましょう。
 
ではでは。
 
 

↓↓↓以下公演情報です。↓↓↓

 

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群馬大学演劇部テアトル・ヒューメ
第124回公演
                 『ハルシオン・デイズ』

☆公演日時
   2017年7月15日(土)11:00~/17:00~
                    16日(日)15:30~
    (開場時間は各開演時間の30分前)

☆場所
   群馬大学荒牧キャンパス構内 学生ホール

☆チケット料金
   100円

チケットのお求め、お問い合わせは
担当の原田s1700077@(gunma-u.ac.jp))まで!

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