友「就職だな」

僕「おう、ついにな」

友「どうだった?内定式」

僕「うー、こんなもんだろって感じ、お前は?」

友「うー、うじゃうじゃいたわ」

僕「うわぁ、ちょっとめんどくせぇなぁ」

友「なんか働くんだなぁって思った」

僕「ふん、確かになぁ」

友「俺、だいじょぶかなぁ」

僕「なぁー」

友「おめぇ、どうすんの?」

僕「ん?働くよ、そりゃ」

友「そじゃなくてカンボジア」

僕「それもやるよ。ちゃんと」

友「それって大変じゃね?」

僕「まぁ。仕方がない」

友「すげーなーお前のカンボジア愛」

僕「ぷ、愛って、それなら彼女いるおめーのほうがすげぇよ」

友「えー」

僕「そこに愛はあるのかい?」

友「・・・」

僕「心にダムはあるのかい!?」

友「・・・」

僕「・・・あれ?」

友「好きは好きだけどねぇ」

僕「じゃあ、いいじゃん」

友「愛ってなによ?」

僕「知るかっ!!」

友「だよねぇ」

僕「でもあれだよね、就職とかなったら結婚とかリアルやね」

友「そ!それ、それなのよ!」

僕「え!やっぱそういうこと考えてるの?」

友「いや、考えちゃないけど、なんか」

僕「考えてるじゃん!」

友「うー、想像はしてみた」

僕「いやぁ!!やめてぇ!!何?何?風呂か飯かあたし?ってやつ?」

友「そういうのあったらいいけどなぁ」

僕「え、ないの?」

友「なんかバリバリ働きたいんだってさ」

僕「いいじゃん、収入2倍じゃん」

友「なんか海外にも行きたいって」

僕「あぁ・・・最近よくあるよね、そのパターン・・・」

友「よくあるの?」

僕「よくある」

友「んじゃ俺みたいなやつもたくさんいるのか」

僕「パターンだから」

友「なんでそうなるの?」

僕「まぁカンボジアも女の人のほうが多いよ」

友「へぇそうかぁ」

僕「海外って英語圏?」

友「詳しく聞いてないけどたぶん」

僕「長いのかなぁ」

友「結構長くいたいみたいだった」

僕「・・・ふーん」

友「他に男とかできたらどうしよう」

僕「あーあ、言わないでいたのに自分で言っちゃった」

友「不安じゃん」

僕「それもパターン」

友「えぇー、じゃあ俺は彼氏までの存在?」

僕「俺の分析によると、彼女としては、海外に行きたいでもお前のことも好きだからずっと一緒にいたい、でもやっぱ海外に行きたい、でもでも海外にいる間に他の女ができたらどうしよう、ちゃんと待っててほしいな、不安だな、と思っててお前から応援しているよ、ちゃんと待ってるねという言葉を引き出したかったんじゃないの?」

友「なるほどー、でもなぁ、海外ってなぁ・・・」

僕「結婚する前に好きなことやりたいんじゃないの?会社やめてついていくわけにもいかないからな、我慢しろ。長いつったって、2、3年だろ?すぐだよ」

友「そうだな、応援するかー」

僕「応援する、海外行く、海外楽しい、彼氏のこと忘れる、新しい男ができるというパターンもある」

友「海外が楽しいとは限らないじゃないか」

僕「応援する、海外行く、海外つらい、でもお前は忙しい、連絡とれない、寂しい、新しい男ができる、というパターンもある」

友「えぇじゃあ反対すればいいのかよ」

僕「反対する、あたしの気持ちをわかってくれない、きっと誰もわかってくれない、わかったふりした男登場、残念無念というパターンもある」

友「えぇ・・・どっちもありうる・・・どうしたらいいんだぁ・・・」

僕「海外行きたいと言われた時点でどうしようもない、あきらめろ」

友「まじかよ・・・」

僕「あとは運だ!!」

友「・・・そだな、運だな」

僕「健気に待ってれば報われると思うなよ。覚悟するんだ」

友「えぇ、今から覚悟しなきゃいけないのかよ」

僕「だから彼女いるほうがすごいって言っとる!」

友「だぁ・・・たいへんやん・・・」

僕「でもまぁ、いないよりかいいじゃん?」

友「まぁ、そうやね」

僕「だから、どんまい」

友「どんまいって不吉なこと言うなよ」

僕「言わないでいたけど実は他にもパターンがいくつかあるんだけど」

友「やめてやめてやめてやめて」

僕「まず、無事帰国したとして、帰国する、・・・・・というパターンとか・・・・というパターンもあるし・・・・というパターンとみせかけて・・・・」