今日はJACSO
辰巳満次郎氏の
翁付き高砂
の
お能拝見
戦略的に日本の古典芸能の能楽を世界へと伝える
厳粛なる空気の中
新しい時代を呼び起こす
強くてきりりとした舞台
舞と囃子方との
気迫と気迫の炸裂
すさまじい気の
ぶつかり合いである。
天下泰平
国土安穏のご祈祷
という内容でも
真剣勝負
これは日本の伝統的な祈祷方法である。
住吉明神がさっそうと登場して
指すかいなには悪魔を祓い
おさむる手には寿福を抱き
千秋楽には民を撫で
萬歳楽には命をのぶ
かつて
和が日本を滅ぼすといった
会社の代表取締役の方がいらしたが
そんなことはない。
付和雷同の和と
天下泰平の和では
和が違う
和は、外側に厳しい結界があってこそ
守られる
のものである。
個人も
外側の強さも
さることながら
内面の芯がしっかりしていないと
和解や
和合さえ難しい
馴れ合いと和とは
似て非なるものである。
やはり舞台は格別である。
心あらわれるような
すがすがしい気分
しばらく新コロ自粛であったが
演劇界は
長らく活動停止で、かなりつらい日々があったかと思う
もちろん
見所や
ファン層もおなじ思い
表現という美をとおしての
舞台と観客との間の
キャッチボール
モリエール感染のニュースで
人々の足は
なんとなく遠のいていたが
お能と歌舞伎などの古典芸能は
政府のお墨付きで制限がとけたので
こうして
伝統芸能の世界からルールが守られていき
安全性が確立したら
どの演劇でも
同じ手法で
大丈夫
コンサート会場も
同じように安心できる空間に戻るのももうすぐであろう
さて
東京2020で大役をつとめる予定の
野村萬斎氏が
三番叟を所狭しと
にぎにぎしく舞っていた。
ときに
「荒ぶる力」
コミカルな翁
翁の民俗的な要素
田の土着の神のような雰囲気を表現した。
有名な話だがフィギュアスケートの王子様
羽生結弦選手は
野村萬斎さんのファン
「陰陽師」の振付も
そこからきている。
国際感覚が両者を結び付けているのか
若いころイギリス留学を果たし、
狂言の演劇的な要素を
海外で披露してきた
萬斎氏は自粛中の
エネルギーが蓄積されていたのか、
時間を巻き戻したかのような
20代のときの黒式尉
優しさは弱さではない。
世阿弥は幽玄という言葉をつかったが、
優美さにも
どこか芯がないと
優雅にはならない
国際協力を考えたときに
自分たちにできることは
アメリカやヨーロッパの真似を極めていくのではなく
むしろ
逆に
日本的な技術や
日本的な文化を創出して海外へ紹介することなのではないか。
たとえば
宮崎駿監督のジブリ映画は
ずいぶんとフランスでは人気があるが
もののけ姫などは上位にはいるらしい
アニメ文化も
鳥獣戯画から絵巻の伝統を経て、
短編小説的な
御伽草子や
江戸時代の絵本類から
葛飾北斎の漫画などへとつながれ
現代へと脈々とつたって
面白さを伝える。
一昔前なら黒澤明監督
こちらも
サムライや
日本の伝統的な武家社会など
能楽とも関係が深いが
そうした日本的叙情を伝えるのが、
文化的な意味での
おそらく国際的、国際協力ということだろう
日本人は謙虚というか
欧米が認めると
ようやく動き出すというきらいがあるが
そろそろ
本気で日本の良さを
素直に認めるようになってはどうだろう。
批判や
悪意に基づく分析は
誰の得にもならない。
評論家は
批判しなければならないと思っているが
文化において
批評しなければならないことは
実際にはそう多くはない。
ある意味観客が決めることでもある
「また あの評論家が、みているが
厳しい記事を書くのか、
もう
妙な批判はやめてほしい」と
ロビーでの声
例えばレストランで
食事をするときに
それを美味しいと思って好きで食べている方が
いらっしゃるならば
その食事の悪口をいうのは
マナー違反
もしおおきな慈愛があれば
欠点をいう場合であっても
役者が伸びるような言葉
ヒントになるような言葉をつかえるはずである。
愛をもって語ろう
日本には伝統的に
ほめ殺しという言葉もあるが
最近たたく風潮が強すぎるかに思う。
見守る
はぐくむ
みなで文化をつくりあげる
応援メッセージ
応援
豊かな土壌にしか
本物は実っていかない。
このうつくしい日本の文化の
豊かな土壌を整えるためには
誰得にもならない批判はやめて
褒めてみてはいかがだろう。
いまグローバル路線で、
和食や
礼儀作法など
伝統をきちんと語れる
わかい日本人はいったい
どのくらいいらっしゃるのだろうか
マドンナのお料理番はマクロビオティックの日本女性だったという。
和食である。
禅はマインドフルネスと形を変えているが
こちらも長い伝統がある
日本の独自性が
つたわったもの
つまり、
国際協力ですぐにできるのは
何百年もの伝統を誇るものである。
公家社会
武家社会から
近現代と形はかえてきているが
日本人のDNAの上にある
日本人として保たれている精神性を
ひとつひとつ数えていくと
そのすごさに圧倒されるはずである。
最先端技術もさることながら
日本的伝統的なものをいかしつつ
交流することが
すてきな国際協力の第一歩といえる。
今日もありがとうございました。
トランプ大統領は、とてもお元気！
菊花賞へむかって、
お馬のバビットちゃんは天晴！ブラボー
血統よりも
気性は環境で変わるという
高価なサラブレットだけがよい業績を残せる
とは限らないすてきな証明！
では、くつろいでお過ごしください。
行ったことがある国教えて！
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