祝・令和 Reiwa

2019年5月1日、新元号Reiwa令和、新時代の到来!

 

Reiwaは『万葉集』巻五梅の花の歌32首序文「天平二年正月十三日」以下の序文に由来するとのことです。続きは「時に初春の令月にして気淑く風和ぎ 梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫らす」です。この元号によって、日本人が忘れかけていたことばの宝庫『万葉集』がよみがえり、初春のきよらかな雰囲気で、新しい時代が描けることに感謝します。

 

いにしえの奈良時代、日本人の魂の根元ともいえる清きあかき心が流れている『万葉集』、この素朴で純心な日本人の精神性の原型が時代にあらわれると嬉しいですね。、かつ政治・経済の基盤の上に、文化を重視して考えるのは、社会全体を豊かにしていくことにつながります。

 

新しい幕開けは、いつも期待が高まります。国全体が喜んでいるこのエネルギーの高まり。

 

さて、今、若い世代から、未来をみすえた天才と呼ばれるリーダーが次々と出現し注目されています。技術革新は社会構造を変え、社会全体に幸福度を増します。現実をみて問題解決するとき、技術の根元にあるべきものは、社会に対する愛と、労働に縛られずに人間性を回復するという役割です。技術開発による社会改革は、遠隔操作による家族の日常生活の在り方や、ロボット産業の成功による医療現場の医師や看護師の過重負担を減らすこと、高齢者の介護などに役立つことによって介護家族のストレスや精神的な負担を減らし、笑顔が多くなることを目的としています。

 

一方で現在の過渡期においては、AI(人工知能)が整備されるまで、誤作動による混乱、サイバーテロによる日常生活の脅かしなど、いつの時代でもリスクは同じようにあります。先が見えないだけに不安を感じる向きもあると思います。

しかしながらAIやロボット産業によって、新たな世の中が善にいくのか、危機に傾いていくのは人の「こころ」が決めること。神の領域を侵犯するかどうかという規範意識はいつも大切です。リスクを回避するためには、『万葉集』の時代から続いているぶれないこころの軸を、正義を日本人のDNAの情報としてしっかり思い出し保持していくことが大切と思います。