私がドミートリ―とともに責任を問いたいのが、アルラウネ。

ドミートリ―の婚約者。アレクセイの初恋の相手。

 

最終的にドミートリ―は友達の革命家に嫉妬され、密告され捕まって銃殺。

婚約者のアルラウネとともにドイツへと向かいます。一人ロシアに残されたかわいそうなおばあ様。

そりゃ、裏切られた感、ハンパないでしょ!

 

そしてこのアルラウネが曲者。

美しいけど、アレクセイを一人前の革命家に育てようと厳しく接するんだけど・・・・

でもさあ、おねえさん、私が思うに婚約者のドミートリ―とアレクセイは同一人物じゃないんだよ。そりゃ

ドミートリ―に後のことは任されたんだろうけど、でもアレクセイにはアレクセイの人生がある。ましてバイオリンの才能に恵まれている。

それならそっちの才能を伸ばして、幸せになって欲しいとは思わなかったんだろうか?

たしかにドミートリ―もアルラウネも知性があり、貴族出身、美貌にも恵まれている。だからこそ嫉む人も多い。果たして彼らにそういう自覚があったんだろうか?あまりにも崇高すぎる理想、思想、そして抑圧された人民を助けようとする革命の思想・・それは余りに理想主義的な考えだったんじゃないだろうかと・・・そしてアレクセイを自身の理想に自分の代わりに仕立てようとするのは残酷だと思うのは私だけ?

 

もし、アレクセイがドミートリ―に感化されなかったら、アルラウネに革命家として仕立てられなかったら、もっと幸せな人生があったはずなのに。

それこそ、アナスタシアと結婚して侯爵家を継ぎ、おばあさまと仲良く暮らしたり、バイオリニストとなって世界的に有名になったり。

ひょっとしたらユリウスやおばあさまとイギリスかアメリカあたりに亡命して、世界的バイオリニストとして活躍するってのもありだったかも。

まあでもこの二人はあのオルフェウスの窓で出会ってしまったから、所詮幸せにはならなかったのかも・・という伏せんがあったけどね。