茶道で出される抹茶の種類は、おおまかに2種類あります。
薄茶【うすちゃ】と、濃茶【こいちゃ】。
皆さんが思いうかべる抹茶は、「薄茶」にあたります。
二つの違いは、濃さと、茶葉。
なんと濃茶は、薄茶の2倍の抹茶の量を使用します。
薄茶は「点てる(たてる)」と言いますが、
濃茶は「練る」と言います。
濃茶はかなり濃厚でトロッとした印象になるかと思います。
濃厚である分、良い抹茶を選ばないと苦味がきつく出てしまいます。
またお茶碗も薄茶と濃茶では種類が変わってきます。
薄茶のお茶会では、会話を楽しむため、お茶碗の形や模様も色も様々。
ですが、濃茶の場合は、楽焼の厚みのある楽茶碗を使用します。
楽茶碗は、「手捏ね(てづくね)」と呼ばれる手法で作られ模様は入っていません。
千利休が好きな侘び寂びの世界観に近いものですね。
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