TBS系列で2020年10月11日(日)07:00から「健康カプセル!ゲンキの時間」が放送されました。
テーマは「食べ物の味がわからなくなる味覚異常の原因と対策について徹底調査」です。
■味覚異常とは
新型コロナウィルスの症状のひとつである「味覚異常」。
実は味覚異常の原因の7割は、食生活の乱れなどによる「亜鉛不足」が関係しているといわれています。
そもそも味覚異常とは、「味を感知するセンサーが機能しなくなり、食べ物の味を感じなくなること」です。
人は舌をはじめとした口の中にある「味蕾」で味を感知すると、その情報が神経を通り脳に送られるため、味を感じます。
味蕾の中には「甘味、塩味、酸味、苦味、旨味」すべてを感じる細胞が存在しているため、味蕾の機能が低下すると味が濃いものを求めるようになり、「高血圧」「糖尿病」「脂質異常症」など生活習慣病のリスクにつながります。
その味蕾の新陳代謝や味を感知するときに使われるのが「亜鉛」です。そのため、亜鉛が不足すると味蕾の機能が低下して味覚障害を引き起こします。
■味覚障害の主な症状
味覚障害は、異常を感じてから治療まで6か月を過ぎると治りにくくなるデータもあり、治るまでに長期間必要です。
主に下記の症状があります。
・味覚減退/味覚消失→8割がこの症状で、味を感じにくい/味を全く感じない
・自発性異常味覚→口の中に何も入っていないのに味(苦味)を感じる
・解離性味覚障害→5つの基本味の中で特定の味だけがわからない
・異味症→本来と異なる味を感じる
・悪味症→何を食べても嫌な味がする
■亜鉛の摂取方法
亜鉛は体内でつくることができない成分のため食事などから摂取する必要があります。
そのため、偏った食生活は亜鉛不足になります。
亜鉛が多い食材は以下です。
・肉類…牛肉/レバー
・乳製品…チーズ
・魚介類…牡蠣/カニ/うなぎ
・海藻類…わかめ/ひじき/海苔
・その他…ゴマ
また、(一部の)加工食品には亜鉛の吸収をブロックするフィチン酸が入っているものが多く、大量に摂取すると亜鉛をいくら摂っても吸収されません。
※フィチン酸(食品添加物)
一部のインスタント食品や加工食品に含まれている場合がある「増粘剤」「結着剤」などと表記されることが多いです。
■亜鉛不足以外の味覚障害の原因と対策
①辛い物の食べすぎ
辛さの刺激は味蕾や周囲の細胞の機能を阻害するため、味の感度が悪くなります。
そのため、辛い物の食べすぎには注意が必要です。
【対策】こまめな水分補給で、口の中に辛味成分を長く滞在させない
②舌ブラシ
舌を歯ブラシなどでこすると味蕾の機能に障害を受けます。
【対策】舌専用のブラシを使用する
③加齢による味蕾減少
加齢とともに味蕾は減少するため、味が濃いものを好むようになります。
【対策(予防)】ガムを噛む
ガムを噛んで唾液をたくさん出すことで味蕾の機能維持につながり加齢による味覚の低下を抑えます。
■自宅で簡単!味覚のチェック
下記の材料を混ぜてティースプーン1杯分を口に含み、砂糖の甘みがわかれば問題ないそうです。
≪材料≫
水 100ml
砂糖 1g
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番組内では紹介されませんでしたが、抹茶にも亜鉛は多く含まれます。
牛肉の中で最も多いとされている牛ひき肉は100gあたり5.2mg亜鉛を含んでいますが、抹茶は100gあたり6.3mg含まれています。
抹茶に含まれている成分のひとつ「テアニン」は、リラックス状態にある時にでる脳派α波が摂取後増加することがわかっています。
ストレスは多くの亜鉛を消費するとのことでしたので、ぜひこの機に抹茶を飲んでストレスによる亜鉛消費を防ぎつつ、亜鉛を摂取しませんか。
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現在クラウドファンディング挑戦中です。
抹茶を飲んでご支援お願いいたします。
■キャンプファイヤー
https://camp-fire.jp/projects/view/322180