新刊がでます!
後閑愛実著書
『終活!送る人送られる人もホッと満足できる本』(明日香出版社)
新刊は私のコラム強めな一般市民向けの実用書です。
でも、医療者にもぜひ読んでほしいと思っています。
私自身も患者さんの看取りには沢山の後悔があります。
今回、医療監修を緩和医療専門医の大森崇史先生@medical_910 にお願いしました。
そのおかげで、違う見方や気づきをいただき、本を作りながらホッと癒されていく感覚を覚えました。
勉強不足でバカみたいな質問をしても、大森先生はものすごく丁寧に説明してくれました。
私と同じように
終末期の患者さんの巡視に行ったら既に息が止まっていた…
自分が何かした後に急変して患者さんが亡くなった…
あのときああしておけば…
あのときああしなければ…
そんな後悔がある医療者にもぜひ読んでほしいと思っています。
終末期、特に老衰に関しては、変化が乏しいので最後のときを予想するのは難しくなります。
看取りとは息を引き取るときに立ち会うことではなく、大事なのはそれまでどう接し、どんな関係性を築いてきたかです。
きっと同じように悩んでいる人の救いになるのではないでしょうか…
ちなみに、大森先生とお話しした記事があります。
よかったらこちらもご覧ください。
がん・心不全の患者さんに知っていてほしい、現場の緩和ケアチームの悩みとは
大森先生と知り合えて本当によかったです。
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新刊がでます!
後閑愛実著書
『終活!送る人送られる人もホッと満足できる本』(明日香出版社)
最期まで幸せを感じながら穏やかに亡くなった患者さん、死への苦しみの中で亡くなった患者さん、突然の死を受け入れられない家族
さまざまな看取りを経験する中で、どうしたら幸せな最期を迎えられるか模索しながら書いた本です。
これから看取りをするご家族も、いずれは看取られる立場になります。
看取りをする人、される人
双方にとって役立つ知識やヒント満載の1冊です!
★もくじ★
1章 「終わりよければすべてよし」という実感
・生活保護、身寄りなし、がんで苦しんだ人の最期の言葉は「最高」だった
・あなたの人生を彩り豊かなものにする「ディグニティーセラピー」とは
・死の向き合い方は人と同じである必要はない
…など
第2章 「幸せな最期」のために本人と家族がすべきこと
・人生の締めくくり、最期に着る服をどう選ぶか
・「死に目に会う」のはそれほど重要なことではない
・大切な存在を失った後の、どう生きるかを手助けするグリーフワーク
・悲しみにくれている人に、こんな言葉をかけるのはNG
…など
第3章 間違いだらけの終末期への対し方
・いざというときのことをいざというときに話し合うのは間違い!
・老衰に近づけることで、理想的な看取りは実現する
・つらい思いをさせないために「あえて何もしない」という選択もある
…など
第4章 終活に失敗した人たちに何を学ぶか
・急に様子がおかしくなった!原因は「うんこ」だった
・不思議な贈り物「仲直りの時間」を知っていますか
・「ヤブ医者!」喧嘩腰だった患者は、苦痛を取ってもらえなかった
…など
発売日は2022年7月26日
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コロナ禍で先を見通しづらいこの状況が一日も早く終息へ向かいますことと、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。
後閑愛実