私の死が希望になるようにー看取りの準備

死にゆく人にとって希望とは、病気が治る期待や苦痛が和らぐ期待だけではありません。

私の番が来たら、可能な限り苦痛はとってもらいたいですが、無用な延命措置はされずに安らかに死ねると認識することに希望を見出そうとするでしょう。

そして見捨てられずに寄り添ってもらえると確信することに希望を見出したいと思っています。

そうすれば、家族や私を愛してくれる人たちに順番がまわってきて死ぬまでのあいだに、私との思い出を残して、慰めを与えることができるからです。

私の死が、次に順番が来る人への希望になるからです。

だから私も、終末期の患者さんのためだけでなく家族の希望になるように看護していきたいと思っています。

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