成熟した死は気持ちいいー看取りの準備 | 看取り看護師めぐ〜死ぬとは最期まで生きること

看取り看護師めぐ〜死ぬとは最期まで生きること

どうか大切な人の最期を穏やかに看取れますように
どうかあなたが最期まで、笑って楽しく生きられますように
最期まで笑って楽しく過ごせる生き方をサポートしたいと奮闘中。

みなさんは死ぬ瞬間ってどんな感じだと思いますか?

痛くて苦しい、気持ち良いの二択で聞きたいと思います。
痛くて苦しいと思う人?
気持ち良いと思う人?







正解は
死ぬ瞬間は気持ちいいのです。



なぜか!
それは痛い苦しいというのは、脳がちゃんと働いている証拠です。
心臓が止まりかけるほどの状態では、脳には十分な血液はいっていないので、正常には働いていません。
医学的には死の瞬間にはエンドルフィンなどの脳の快楽物質がどっと分泌されることがわかっているので、死ぬ瞬間は気持ちいいのです。

では、苦しくて辛かったら死んだ方がいいのかというとそうではありません。
生きるとは命の終わりまで成長して生ききることです。
科学的根拠はありませんが、最期は人格が完成して命が終わるんです。
たとえ交通事故や殺されたとしてどんなに短い最期だったとしても、その人なりに自分の人生を完結させて成熟して最期を迎えます。
阪神大震災の時に、生き埋めになり火の手が迫ってきたときに「俺はいいから逃げろ」と言った人がいました。
救助隊に「もういいです」「もう逃げてください」と言った大学生もいたそうです。
私も病院でも、「ありがとう」と言って命を終える人を何人も見てきました。

だから、自殺は未熟な死ということになります。
ビルから飛び降りて命は助かったけど半身不随になった人や、農薬を飲んで寝たきりになってしまった人を看護させてもらったこともあります。

生きている限り成長できます。
命が終わらないのは、まだ成熟しきっていないからかもしれません。


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〈イベント情報〉

5月4日 東京
【森源太ライブ 古賀恵海のトークライブ 】
http://ameblo.jp/theadventangel/entry-11801092882.html


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最期まで笑って楽しく生きてほしいから
古賀恵海が「幸せな死の捉え方」を語り
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