昔は誕生も死も家で迎えるものでした。
といってもそんな昔ではありません。
ここ何十年か前の話です。
それが、現代では家から病院にうつっています。
誕生も死も医師がマニュアル通りに行う医療行為になってしまいました。
最近になって、母と子の愛着形成や自然にということに焦点があてられるようになりました。
出産をいわゆる医療行為ではなく、生命活動の一部として見直されてきたのです。
妊婦は出産のためにたくさんの育児雑誌を読んだり、ネットで調べたり、妊娠や出産の情報を得るようになりました。
どこで産むか、誰に立ち会ってもらうか、どんな方法で産むか、それらをすべて妊婦が決めます。
父親や他の子供たちも出産を勉強します。
そうして家族みんなで出産にかかわっていくのです。
知りたい情報が自由に入手できれば、一緒に関わってくれる人がいれば、妊婦は出産そのものに対する安心感も増すでしょう。
そして出産に立ち会った家族も、情報が多ければ多いほど、かかわりが深ければ深いほど、そこから学ぶことを大きくなるのです。
死も同じなのではないでしょうか?
死も医療行為ではなく、生命活動の一部としてとらえて欲しいのです。
そして、知りたい情報を探し、自分で死に場所を決め、立ち会ってほしい人は誰か、延命治療などをするかどうか、それらをすべて自分で決めるのです。
家族も死を勉強します。
そうして家族みんなで死にかかわっていくのです。
知りたい情報が自由に入手できれば、一緒に関わってくれる人がいれば、死にゆく人は死そのものに対する安心感も増すでしょう。
そして死に立ち会った家族も、情報が多ければ多いほど、かかわりが深ければ深いほど、そこから学ぶことを大きくなるのです。
誕生も死も生命活動の一部です。
とかく死ぬときに何もできなかったと嘆く家族がいますが、死は一部です。
一部だけを切り取って悲観しないでください。
あなたと亡くなった人はそれ以上に長い長い間、一緒に笑い喜び幸せな時間を過ごしたはずです。
思い出すならその長いかかわりのなかの良い部分も一緒に思い出してほしいと思います。
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〈イベント情報〉
3月6日(木) 東京
「きっかけはあのとき!
~明日からの人生を考えるヒントに出会う~」
http://www.shienjuku.com/event/archives/2014/03/16711.html
私は幸せな死の捉え方について話したいと思います。
3人でのコラボイベントなので、私の話は20分くらいかな。
3月18日(火)東京
タイトル
【笑顔の伝道師 古賀恵海が見つめる「生きる」ということ】
http://kazuhideiizuka.net/event/koga/index.html
元俳優で、今は作家、イベントプロデュースの飯塚和秀さんとのコラボイベントです。
イベントのイメージとしては
笑っていいとものテレフォンショッキング!
飯塚さんが質問したり話を進めてくれて、
めぐはそれに応えていきます。
今回は私が見つめる「生きる」ということを話したいと思っています。
みなさまの参加をお待ちしています(≧∇≦)