死を意識することで生きることに真剣になる | 看取り看護師めぐ〜死ぬとは最期まで生きること

看取り看護師めぐ〜死ぬとは最期まで生きること

どうか大切な人の最期を穏やかに看取れますように
どうかあなたが最期まで、笑って楽しく生きられますように
最期まで笑って楽しく過ごせる生き方をサポートしたいと奮闘中。

生花を見て、「バラの死体」と思う人はいません。
それは個体の消滅です。
それを人間の場合に限って「死」と特別扱いします。

死は必ず訪れます。
特別な人に起こる特別なことではありません。
あなたもわたしもいずれ死にます。

人間には感情があります。
だから亡くなった人を個体の消滅と割り切るのは、寂しく感じます。

ですが
死を意識することで、今ある生命の大切さがわかるんだと思います。

東日本大震災の時、たくさんの人が一瞬にして亡くなりました。
いつも死は短かに感じていたはずなのに、病院で亡くなる人の死因はほとんどが病気です。
ところが東日本大震災の時に亡くなった人の死因はほとんどが病気ではなく、地震や津波による災害によるものです。
元気な人だって明日生きてる保証はどこにもないということを痛感しました。

だから私は
今ある生命に感謝して、私にできることは何かと考えるようになりました。
社会に貢献することで、命には限りがありますが私という存在を残したいと思ったのです。

最後にいい人生だったと患者さんも家族も笑って過ごせるように、終末期の看取りの勉強をしました。
突然の心停止によって悲しい思いをする人たちを減らしたくて、BLS(一次救急)のインストラクターを取りACLS(二次救急)の勉強をしました。
ほっとして笑ってもらい自己免疫力を上げてもらいたくて、笑い療法士の資格をとりました。

何かを真剣に取り組もうと思うのは、死を意識したときなのではないかと感じています。

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