the theory of relativity!!! -3ページ目

透明人間18号

晴れた空の蒼さだけじゃ もはやかばいきれはしなくて
このままではボロが出ると 黒く染まり色を仕舞いこんだ
されど黒に身を預けるほどの懐などなくて
どちらにせよ潔さが 求められる事を知った

聖者も僕も同様に 照らしてくれるのが救いだよ
太陽が照らす相手選んだら きっと僕に色は与えられない

ただ一つを貫く人 幾色にも塗れる人
それぞれなけなしの 正しさを振り絞っているのに 僕は
白と黒の狭間で今日も 見事なまでの灰の色
涙一つこぼしてみても 色は教えてはくれない

賢者も空も凡人も それぞれの色に染まる中
太陽の光纏った君は 無色透明に輝いていた

何ににも染まらぬように 何にでも溶けるように
心と声との隙間に 裸で立ってられるように

黒発:白着 鈍行に乗り 何万回目かの里帰り
その道すがら乗り込んできた 君に僕は見つかったんだ
すると灰の色の僕を眺め 綺麗と言ったんだ
虹の色を掻き混ぜると 同じ色をしていると

聖者の声がこの僕の 耳にも聞こえるのは救いだよ
声が 届く相手選んだら きっと君と僕は出会えぬまま

何ににも染まらぬように 色々から逃げるように
これっぽっちのこの僕に 何を選べというのかい

僕にもなれるかな
何か嫌いというには 何も知らないから

僕にもできるかな
この命の間に 全ての色を手に

できるかな

愛さないで 愛でよう
探らないで 探そう
語らないで 喋ろう
歩まないで 歩こう

愛さないで 愛でよう
飾らないで 飾ろう
変わらないで 変えよう
失くさないで 捨てよう

DADA

生きてる間全て遠回り 全て大回り なのにそれなのに
近道探してみて 小回り お巡りに見つからないようにばかり
あげくの果ては拝み 神頼み 少しでも楽に 他人よりも前に
叶わぬと知るや否や 嫌み ひがみ 鬼畜の極み 南無阿弥陀仏

生まれた時すなわちそれが入り口 あとは誰しもが死ぬ時が出口
生きてる事それこそ回り道 長い暇つぶし そのものが命
なのに なぜに我先に 向かう先は出口とも知らずに
一抜けるために日々自分探し ならぬ肝試し 終いにゃうらめし

近道がしたいなら すぐそこにあるよ
壱、弐の、参で 線路へ

なぁなぁなぁなぁなぁなぁにしないで
もんもんもんもんもんもんとさせないで
まぁまぁまぁまぁまぁまぁにしないで
とんとんとんとんとんとんといかないで

我らの宝それはテクノロジー 新しい命のためにエコロジー
守るべきこの地球の素晴らしい未来のために いざ今目醒まし
って何たわけた事抜かし 恥ずかしげもなく 夢見の心地に
大事に抱えたその命がこの星にとり何よりもいらんのに

どうなってんだ どうなってるんだ あんたもう黙っておくんな
どうなろうがなんだって言うんだ そんなこた知ったこっちゃ
ないんだこっちゃ なんだっていいんだ エンヤコラ やんのかこら
ハッケヨイでさぁさぁ ノコッタ

地球救いたいなら その身を捨てなよ
針千本ノックで

なぁなぁなぁなぁなぁなぁにしないで
もんもんもんもんもんもんとさせないで
まぁまぁまぁまぁまぁまぁにしないで
どんどんどんどんどんどんといかないで

消えてなくなっちゃって じゃぁね バイバイ
望み叶って やった ワイワイ
って拳高くあげんだ ハイハイ

喜び勇んでさぁさぁ バイバイ
今更なんで泣いてるんだい?
お礼の一つや二つもないかい

オーライ?
どうだい

なぁなぁなぁなぁなぁなぁにしないで
もんもんもんもんもんもんとさせないで

なんならそこで泣き散らして ただ駄々こねくり回して
何度だって立ち尽して 邪論、戯論、愚論まき散らして