彼奴めが、またなんか受賞したらしいな。正直、世の中の不条理を感じる。俺の作品を盗作する奴ほど目立ちたがりが多くて困る。
……かつて俺は、ネット上の無銘掲示板にいくつか……いいや、かなりの数、推理小説を書いていた。そのひとつが、東野圭吾名義で書いた推理小説の数々だ。
「白夜行」「ガリレオ」シリーズ、「加賀恭一郎」シリーズ、「マスカレード」シリーズ、「流星の絆」等など。
ちなみに、「探偵ガリレオ」の劇場版は「探偵ガリレオ」のTVドラマを横目で見つつ、触発され、「二次創作」として書いたものだ。結局それすら盗作しやがったが。
しかし、本当に雑誌編集って仕事しねぇな。作品はずっとネット上にあったのにドメインを調べもしなかったのか。
「私は先生を信じてますから」←便利な言葉だね。そして、ネット上に同名同内容の小説があったのに調べもしない。
たぶんこういうったタイプの編集者が多いんだろうね。これはまだマシな方の想像だけど。
ところで「探偵ガリレオ」の話だが、
本当は例の女刑事が復帰しての三角関係も描きたかったのだが、辞めた。あれ、ヒロイン2人いるでしょ?誰とくっ付けるとか昔から苦手でさ。昔っから俺の作品では三角関係とかだいたいグダグダになってたんだよ。最初っからくっつくヒロイン決めてりゃ別だけどさ。余りにも悩んだんでめんどくさすぎて保留してた訳よ。そうこうするうちに道端で東野圭吾名義の小説を拾った訳よ。そこではじめてパクられてた事に気付いてね。名乗ってるやつに書いてもらおうと思ったのよ。ナイスアイデア。
……と思ってたんだけどね。やはり、盗作しただけの奴なんで続編なんて全く書きやしねぇわ。
二次創作という体で良いから続編書いときゃ良かったわ。
まぁ、書いてたとしたらそれはそれで即時盗られてたんだろうけどな。コピペでワンタッチで作家先生になれるとか羨ましい限りです。俺って、貧乏だし。
他の東野圭吾名義の小説のタイトルは覚えてないんだよな。ここに羅列した以外にもいくつか書いた覚えはあるんだが。だから書いたの覚えてないからと言って書いてないって訳じゃない。(錯乱)
今、「東野圭吾」を名乗ってる奴が書いたのも含まれてる可能性もあるがな。まぁ、人の書いたやつを堂々とコピペして自分のですと発表した奴だ。俺が書いてない奴があったとしたら他の作家の書いたものに手を出した可能性はあるけどな。俺が書き始めた当時、「東野圭吾」という作家は居なかった。当時ググッた筈だからな。今の記憶にないと言うことは他に居なかったんだろうな。
まぁ、俺が作家名ごとパクられた推理小説は、他の作家名義のもたくさんあるし、俺の作品を盗作したのも彼奴だけじゃない。
正直、この頁で発表した旦那は、俺が盗作された中では小者の部類だ。俺の中ではな。
そのせいかは知らんが、不幸中の幸いな事に……これが意外な程に、殺したいほどこの先生を憎んでる訳でもない。
……これ以上、何事も無ければの話だがな。
他の盗作された推理小説の例を言うと、「氷菓」「IWGP池袋ウェストゲートパーク」「心霊探偵八雲」「青春豚野郎はバニーガール青春の夢を見ない」「かくしごと」「ケイゾク」とかな。……他にもまだまだあるよ。
他のもいずれ、機会があれば発表したいとこだ。……機会があれば、な。
この事実は殆ど信じられる事はないと思うが、何でもって今まで俺がこの事実を発表しなかったのか疑問に思う庶子もおられよう。
俺は幼き頃から投稿したものが盗作されまくってきたので、ショックな事があると脳が耐えきれずに記憶の消去を図ってしまう癖があるのだ。
……分かってるよ。ネット上に証拠のページが残ってる間ならまだしも、今更何を言おうが、ここで何を言おうが、全く信じられず、最悪消されるだけなのも。
せめて死ぬまで、ここでウジウジと腐り続けるのを放っておいて欲しいものだ。
……決して、ここには手を出すなよな。格が堕ちるぜ、旦那。
P.S.「岸和田少年愚連隊」これも俺が書いた。別に地元の人間でなくても小説は書けるしな。