もう、5月も終わりだ。
実は今月、1つのソシャゲがひっそりと歴史の幕を閉じたのだが、それもかなり昔に感じる。
「EXOES HEROES」(エグゾスヒーローズ)
これもソシャゲ出始めの頃はTVCMとかで盛り上がってたな。
OPの歌が良かった。特に初期の日本語版と中盤の韓国語版。
あれほど華麗なデビューだったのに5月11日にサービス終了してしまった。
大まかな2つの必殺技を持っ
たアニメ調の美麗なキャラ達がグリグリ動きまくるファンタジーRPGだ。
特徴としては手動かオートで動き、モブに至るまで殆どの登場キャラはプレイアブルキャラとしてガチャに登場し、使えた。各登場キャラが3つ4つ持つ属性マークを持っており、同じ属性のキャラの攻撃で消せる。全てのマークを消されると一定ターン気絶して動けなくなる。
実はこのゲームのシナリオとシステムアイデアも、かつて5年以上掛けて俺が書いたものものだ。
俺の書いた「グラブル」の世界設定において重要なキーとなる舞台、"赤い大地"をテーマにしたものだ。かきはじめたのは、ちょうど「天司」シリーズのシナリオを書いていた頃だ。懐かしい。
当時の俺はTV東京で放送してた韓流ドラマにハマっていた。
(なので、他の作品でも韓流風キャラクターを出してた。コラボ作品「リトルヒーローズ」とか、能力バトルの「D・T・B」シリーズとかがそうだ。)
この作品は短く仕上げるつもりだったが、書いてるうちに楽しくなってきた俺は次々とキャラクターを増やしていってしまった。
困った事にオリジナル要素を入れ込みすぎ、当初目指していた「赤い大地」の話としては未完成だった。
(エグゾス大陸には竜が人化した竜族の子孫が、竜族の遺した遺物の力により、先祖返りで覚醒した「竜帝」って存在が何人かいるのだが、この子孫たちがかなり後の世に幽世(かくりよ)の存在へと変化する裏設定があった。ここではじめて語る設定だから存在しないも同じだけど)
そこで「エグゾスヒーローズ」の続編として書いたのが、「ロード・オブ・ヒーローズ」「キング・オブ・ヒーローズ」の二作品だった。
(ロードは未来で、エグゾスは現在、キングは過去な。ロードオブヒーローズは俺の書いたタイムトラベルものの1つでキングオブヒーローズは戦記物な)
これらも後にパクられソシャゲ化された。
個人的には「赤い大地のサーガ」三部作と呼んでいた。
これらも独自性が強く、「赤い大地」の話とは全く違うものになったが。
しかし、長さ的に言えば「ロード」と「キング」はスレ1本分しかない。
その後も幾度となく読み返しては5年以上書き続けた「エグゾス」の足元にも及ばない。
この中でも「エグゾス」は特にお気に入りで、半年に1度は全部読み返すぐらいには気に入っていた。読み返すたびに新しいシナリオを足していった訳だが。
そうこうするうちにLINEで「エグゾスヒーローズ」がゲーム化された。
韓国人が作ったらしいな。
早速プレイしてみると俺の発案した「標識システム」がなかなかいい感じだった。
(標識システムとは攻撃が触れると設置され、攻撃が集中するシステムだ。細かい事は忘れた)
声優もキャラ絵も理想的であり、俺が作詞した曲も心象再現度高かった。
俺の書いた「エグゾスヒーローズ」は最後の方のいくつかの分岐点で生き残らせるべきキャラを全て生き残らせるとトゥルーエンドに行く仕組みだった。自分でプレイした時は時間がなく、再現出来てたかどうかわからないのが残念だった。
糞ゲーにしようとした名残りで成長アイテムがなかなか手に入らないのが難点だった。
……ろくにキャラが成長しないので後半難し過ぎた。
ちなみに俺の書いたシナリオでは、最終的に主人公ゼオンとヒロインのアイリスは結婚し、従兄弟の龍帝の子孫たるキングカーダースたちも結婚式に出席し、最後は自宅で星空を眺めながら語り合い、めでたしめでたしのENDを迎えた。
だが、そこから、もっともっと描きたくなった。そこで女体化ゼオン、龍帝ルードゼオンなどの異次元の存在を書いた。
それが「フェイトコア」であり、神ガチャとなった「運命の勇者」であり、「RPG風シナリオ」の数々だ。
そしてコピペ対策の為に、ゲームのセリフの最後に//TEXT.みたいのをいちいちわざと入れたり、標識システムを終わらせ敢えて糞みたいなシステムに変えたりした。
それがそのままゲーム化されたのは草www
そのせいでサ終が早まったのだが……。
また、この頃は、「ダンまち」や、「テイルズ・オブ・~~~」というタイトルのゲームシナリオを無銘掲示板に書いていたため、そのうち主人公格を何人かコラボキャラとして何人か登場させた。
ちなみに初期の「テイルズオブ」シリーズは殆ど俺が書いたネット上のゲーム企画シナリオだ。数が多すぎなのでよくは覚えてないのだが、中期から後期のは違うのもかなりある気がするので全部ではない。
「ヴェスペリア」のシナリオはグラブルにも書いたので見てください。
……とか言ってる間にゲームサービスが終わってしまったな。
元となった俺のネット小説もWeb2.0のガラケーサイトと共にとっくに消えたし。
……ただ、ただ、哀しい。