90年代。かつて俺は、流行っていたギャルゲシナリオを書こうと思った。

そしてネットの掲示板に書き上げたのが冨樫義博名義の「てんで性悪キューピッド」だった。


そしてジャンプに全くそのまんまのタイトルとシナリオで勝手に新人が漫画化しよった。


しかし、自分としては適当に書いたそんなに思い入れのない作品だった為に存在そのものを忘れた。

当時もう既に俺の作品は色んな方面に盗まれまくりだったので今更ってのもあった。


当時の俺としては、そんな事を気にするよりも湧き出てくるアイデアを形にする方が先だったのだ。


ちなみにえんどこいち先生のハートフル傑作漫画をネタに書き始めた「幽遊白書」も同じ漫画家に許可なく漫画化された。


やがてそれはアニメされ、ゲーム化までされたので浮き足だった俺は、つい、「幽遊白書」の劇場版シナリオを連作し始めた。


「レベルE」はその後続けて書いたものだ。

後に「HUNTER × HUNTER」 てのも書いたがそれまでパクられた。


当時はタイトルで検索すればGoogle上位に出てきていたものだから編集がネット小説をの存在を知らない訳がない。それに他にも多数の雑誌や作者にパクられてるので当時から編集がグルの可能性は疑っているし、今でもその疑惑は晴れない。

ましてや普通の人なら盗作されてもそれは1本や2本の話だが、俺の場合は多すぎるし常態化してるからね。

逆に、間違えるなんて事はそうそう有り得ない。

脳内ショックの余り、忘れる事はあるけどね。