かつて俺は、ダッシュ勝平!でバスケを知り、SLAM DUNKに憧れ、DEAR BOYSに燃えた。
そんな俺がバスケ小説を書かない訳がない。
SLAM DUNKのように不良を題材にしてバスケ小説を書いた。
スクールウォーズの要素も取り入れたそのネット小説のタイトルは、『あひるの空』。
なかなか楽しんで書いていたが、ある日勝手に漫画化されてた事に気付きやる気を無くした。いわゆる打ち切りである。
なのにアニメ化までされた。
ところで『あひるの空』を書かなくなった俺がバスケ小説を書かなくなったかというとそうでもなかった。その頃バスケ小説を書きたくて書きたくてたまらなかったので。
代わりに能力バトルのバスケ小説を掲示板に書き始めた。
これはノリノリで書いて最後まで纏まった。物足りないので劇場版まで書いたほどだ。
そのネット小説の名前は、『黒子のバスケ』という。これも漫画化&アニメ化&劇場版化された。
もちろん俺には1銭も入らなかったけど。