こないだ地元名古屋で観た映画「劇場版おっさんずラブ」を先日レコーディングの合間を縫って東京で2回目観に行ってきた時に思ったこと

 

名古屋と東京で 観た映画の雰囲気が違う!

 

名古屋で観た時は本当にマジで泣けたんですけど 東京の時はなんか 笑える部分が多かった

一度もう内容知っちゃってるからかなあと考えたけどそうじゃなくて 多分フロア(観客席)のムードだなと

 

名古屋は 語弊を恐れず言えばガチのお客さん 勿論若い人もいたけど 自分の母親のような層の方が多かったイメージで 元々「おっさんずラブ」はその世代から火が着いた認識もあり 作品をしみじみと観ていた印象

 

対して東京は 若者が多いというか 恐らく話題になっているから試しに観てみよう という層が多かったイメージで 同じシーンでも後者は完全にコメディとして楽しんでいる印象

 

名古屋の方では泣ける〜と思えたシーンも 東京では「ギャグ系作品内で、突然シリアスなシーンになるという“ボケ”」のように見えて なんだかとても不思議だった

 

全く同じ映像が流れている筈なのに こんなに感じ方が変わるんだなと

 

どっちが良いとかじゃなくて そもそも作り手さん側もコメディ要素を狙って入れてる訳だからそれも正しいし でも同性だからこそ描けるもどかしい純愛というので泣けるというのも分かるから 結果的色んな捉え方が出来る奥行きのある作品だなと思い とても良い時間を過ごしたと思っている

 

帰りながら もしかしたらコレってバンドのライブも一緒じゃね?とか思って

 

目の前で演奏してる人や音は全く同じでも 聴き手側の環境次第でそれが色んな見え方するの あるんだろうなあって

 

だから僕としては その場所その場所でちゃんとフロアとあなたと目を見て向き合って 決して独りよがりにならず ちゃんと音で会話しながら一緒にバンドを音楽を作れたらいいなあと思いました まる