百十二話 | X1号の人生再出発

X1号の人生再出発

バツイチという表現は好きではないので「エックス・ワン →X1」と言おうかなと思います。
離婚後の日常を綴っていこうかなと思います。

今日は直帰して17時前には帰宅した。直帰した客先は初めて訪問したが、普段俺が通勤で使っている駅から徒歩5,6分ぐらいのところだったので、16時アポでも余裕で17時前には帰宅できたのである。うちの会社の製品のユーザーは業種が多岐に渡るので、比較的家の近くにも納入先は他にもあるのだ。

ということで、帰宅してパソコンの電源入れて仕事をしようと食卓のイスに座ろうとしたら、床にずい分細かいゴミが落ちていた。ダメ妻はスマホを見ていたが、パートから帰宅後に掃除機を掛けていないのは一目瞭然だった。

俺は仕事をする前に、リビング、台所、洗面所、玄関だけ掃除機をかけた。俺は途中、バカでだらしないダメ妻に聞こえるように「きったねぇー」と独り言を言い、さらにダメ妻のバカっぽいため息に対抗するように、俺は「あ~ぁ」と呆れ口調でため息をついてやった。

バカなダメ妻は何か独り言をブツブツ言って、ため息をついていたが、バカなダメ妻がため息をつく権利はない。自分のだらしなさにより、俺にイヤミを言われているのである。俺も早く仕事をしようと思っていたのに、余計な掃除機掛けが発生したので、やる気を奪われる気分になった。まあ、毎度のことだが、ダメ妻には呆れることかりである。