第二十四話 | X1号の人生再出発

X1号の人生再出発

バツイチという表現は好きではないので「エックス・ワン →X1」と言おうかなと思います。
離婚後の日常を綴っていこうかなと思います。

今夜帰宅したら、リビングのテーブルに銀行の通帳が置いてあった。ケースからして、ダメ妻か子供のかと思われるが、ダメ妻が通帳を見ながら計算機をたたいていた。そして、例のバカっぽいため息をついていた。お金が足りないのだろうか?ダメ妻は特に何も言わず、そのまま通帳を片付けていた。

以前にも書いた通り、俺の給料口座は俺が管理しており、ローンや光熱費などは俺の口座から引き落とされるし、旅行も俺が払っている。ダメ妻はパートで働いているので、食費や日用品はダメ妻のパート代で賄っている。我が家の子供は一切習い事はしていないし、公立の学校に通っているので、ダメ妻のパート代で普段の出費は賄えるはずなので、今夜何に対してため息をついたのかは謎である。

もちろん、会話など一切ないので、ダメ妻もよっぽどのことがない限りは俺に相談しないだろう。なので、勝手にため息をついてろというのが俺の気持ちである。俺は結局、自分の給料を自分で管理しているので、毎月の固定費を除けば、自由に使えるわけだが、もちろん無責任な使い方はしないので、貯蓄額は確実に増えていっている。

その気になれば、残り11~2年の家のローンを一気に完済することもできるが、これから子供もお金がかかっていくし、いずれは車の買い替えもあるので、さすがにそれはできない。。。まあ、夫婦関係が良好なら、そういう金銭的な計画もふたりで考えるのだろうが、ご覧の通りの関係なので無理なのである。