第八十五話 | X1号の人生再出発

X1号の人生再出発

バツイチという表現は好きではないので「エックス・ワン →X1」と言おうかなと思います。
離婚後の日常を綴っていこうかなと思います。

一昨日の土曜日、ダメ妻は午後3時までパートだった。ダメ妻がパートに出かけた後、
俺は朝食の片付けをしたが、俺が台所に立つと、台所のダメ妻のだらしなさが目立って
しまい、片付けの時間が長くなってしまう。ホコリに対して、全く気にしないダメ妻なので、
俺がきれいにしていると、飲み物を入れる容器があった。

それはダメ妻の親が持ってきたものだが、ただのプラスチック製なので、保冷・保温効果は
なく、はっきり言ってゴミみたいなものだ。絶対に使うことはないのに、ダメ妻はホコリの
溜まった棚に置きっ放しにしているので、俺は勝手に捨てた。先月は、卓上サイズの
BBQコンロを持ってきた。我が家は普通サイズのコンロがあるので、そんな卓上サイズなんて
使うことはないのである。

はっきり言って、ありがた迷惑なのだが、ダメ妻の家族はそういう不要な物をよく持ってくるので、
俺は本当に迷惑しているのだ。だらしないダメ妻がきちんとしまわないので、余計に散らかった
ような感じになるのである。

昨日のダメ妻はいつもにも増して無気力だった。朝食後、なかなか片付けもせず、ソファで
軽く朝寝、昼食後も軽く昼寝、俺はただただ軽蔑の気持ちしか沸いてこない。こういうクズ人間には
俺もイヤミを言わないと気が済まない。例によって、ソファテーブルが物だらけで雑然として
いたので子供に怒った。「いつも同じことばかり言われて、学習能力のないただのバカだ。」と
言ったのだが、もちろんダメ妻に対してのイヤミである。

さらに、「こんなこと父親が言う家なんか、あまりないぞ。うちは本当に変わっているんだぞ。」と
言ったのだが、バカなダメ妻も自分のことを言っているのだとわかったので、例のバカっぽい
ため息をついていた。先月後半ぐらいから、今後はダメ妻へのイヤミを言う頻度を増やすように
している。別に修復する気持ちは完全になくなったので、ダメ妻のだらしなさとバカさを
今後はどんどんイヤミとして言っていくことを決めたのである。