第二百六十一話(最終回3/3) | X1号の人生再出発

X1号の人生再出発

バツイチという表現は好きではないので「エックス・ワン →X1」と言おうかなと思います。
離婚後の日常を綴っていこうかなと思います。

帰宅後はリビングでダメ妻と話をしていたが、子供たちもいた。どうせ9時には
いつもの通り寝てしまうので、子供のいる前で話をせざるを得なかった。
先ほどからのやりとりを続けていく中で、俺もとうとう切り出した。

「もうそろそろ、どうするか決めた方がいいんじゃねぇか」と。いつまでも
こういう夫婦関係でいても仕方がないし、何年も変わらないのであれば、
これから回復することは難しい。状況は悪化するばかりだからである。

どういう流れかは覚えていないが、ダメ妻が子供の前で「出ていくのはイヤだから
死ぬ方がいい」と言い出したのだ。大人がいとも簡単に「死ぬ」とほざいたので、
良くはないが俺は子供がいるにもかかわらず、「だったら死ねばいいんじゃないか」
と言ってやった。すると、ダメ妻は「自分では死ねないから殺してよ」と言ったのだ。
俺は「子供の前でそんなこと言いやがってバカかお前は」と怒鳴った。
もうどうしようもないレベルである。

俺は「子供の前でこんな話はしたくないけど、どうせお前は毎晩9時に寝るから
話もできないからな。」とイヤミを言った。さすがにその日の夜は起きてくるかと
思ったが、やっぱりそのまま起きてくることはなかった。こういう大事な話よりも、
バカでどうしようもないダメ妻は寝ることが最優先なのである。だから俺はこの
ダメ人間を寝バカ人間とも言っているのだ。

そうは言っても、やはり子供の前でこういう内容を話してしまったのは非常に
後悔している。上の子供と下の子供はコタツでふたりで本を見ながら会話をして
いたが、時折チラリと俺とダメ妻の様子を伺っていたのである。。。

しかし、こういう話をしても普段通り寝られるダメ妻の神経も信じられない。
こういう人間にはいくら言っても無駄ということが、またしても感じたのだった。

(第5章へつづく)