第六十一話 | X1号の人生再出発

X1号の人生再出発

バツイチという表現は好きではないので「エックス・ワン →X1」と言おうかなと思います。
離婚後の日常を綴っていこうかなと思います。

今日から新年度となったが、俺の会社は中小企業なので特に新卒の入社はない。
会社で明るいニュースはないが、ただ、今日3月の正式な売上が発表され、俺の所属
している事業部は6年ぶり、別事業部も10年ぶりの高水準な売上だった。まあ、
こんな売上は3月だけだで、今月以降は俺の所属している事業部は月並みに戻るとは
思うが、何とか夏の賞与のため会社の業績が落ちないことを願うばかりである。

一方、ダメ妻は今月の勤務、つまり今日から今までの4時間から5時間勤務になる。
これから子供にかかるお金は増えていくため、少しでも多く働くのは当然だが、
昨日のダメ妻はため息まじりに勤務時間が増えることを嘆いていた。もちろん、ダメ妻から
希望を出したのではなく、職場側から打診されたようである。

さっき見慣れないファイルが和室にあったので、何かと思って見たらダメ妻のものだった。
中には給与明細が入っていて、今月から時給が上がる通知書もあった。そして他には
ダメ妻の健康診断の結果があった。俺も興味半分で体重を見たら、やはり俺の予想に
近い数字だった。まあ、ここで具体的な数字を言うのはやめよう。(苦笑

ただ俺の予想通り、結婚当初より10kgは太っていた。しかもダメ妻は下の子供を出産
してから、しばらくは逆に体重が減っていたので、そこから比べると12kgぐらい太った
ということになる。別に子供が「デブ」と言うほどは太っていないし、メタボ診断もとりあえず
大丈夫だが、BMIはギリギリという感じなので、明らかに普通の女性よりかは太っている
というレベルだ。まあ、子供にとって子供が幼い頃のダメ妻の写真と見比べれば、
デブと言うのは当然理解できる。