第三百二十八話 | X1号の人生再出発

X1号の人生再出発

バツイチという表現は好きではないので「エックス・ワン →X1」と言おうかなと思います。
離婚後の日常を綴っていこうかなと思います。

午前中、ダメ妻と下の子供は耳鼻科に行った。花粉症の薬をもらいに行った。
俺と上の子供は家にいた。子供がクローゼットの中を見ようと行ったので、
下の子供の部屋に行った。下の子供の部屋のクローゼットは未だに、俺と
ダメ妻が実家から持ってきた荷物類がある。

俺が高校、大学の頃のアルバムを見終わった頃、子供がダメ妻のリュックの
中を探っていた。俺もそのリュックは当然知っていたが、特に何が入っているかは
全く興味がなかった。子供がポケットを開けると、銀行の封筒が3つもあった。
何が入っているのか見たら、何と全て現金だったのだ。(驚

1つの封筒の現金を数えたら1万円札が50枚だった。他の2つも同じ厚さぐらい
なので、約150万ということになる。さすがに子供も動揺していた。(笑
子供も見なかったことにしようみたいな雰囲気で、早くリュックのポケットを
閉めようと言った。(笑

もしかしたらダメ妻はその現金の存在を忘れてしまっているのではないかと
思った。子供もそれは否定できないような感じで言い返した。とりあえず、1ヶ月は
様子を見ようと、俺と上の子供だけの秘密にした。

今朝はダメ妻が耳鼻科に行くので、皿洗いは俺がやってあげた。ダメ妻は
洗濯物を干したり風呂洗いがあったからだ。最後に皿拭き用の布巾を触ったら
毎度のことだがベトベトしていた。上の子供に触らせてもベトベトしていると言った。
俺は布巾を煮沸させて油を落とし、石鹸で洗った。

終わってから、俺も初めてダメ妻に直接、「布巾がベトベトじゃねぇか」と言って
やった。ダメ妻は特に言い返さなかったが、バカっぽいため息はついていた。
それにしても、よくもまあ、あんな布巾を触って気持ち悪くないなと思う。
いかに皿洗いが適当、特に油汚れの皿の油が落ちていないかを物語っている。