第百四十九話 | X1号の人生再出発

X1号の人生再出発

バツイチという表現は好きではないので「エックス・ワン →X1」と言おうかなと思います。
離婚後の日常を綴っていこうかなと思います。

ダメ妻の誕生日が近い。この前、子供にプレゼントあげたらと言われたが、
結婚してから一度もそんなことしていないし、もちろんダメ妻からもないので、
そんなことはする気は全くない。ましてや、ダメ妻はだらしなくて、バカで、
気も利かないし、衛生感覚ゼロだし、無気力人間なので、まさにダメ人間である。
そんな人間に物を贈ろうとする気は全く起こらないのが普通だと思う。

土曜日に俺の実家に行った。父は毎週月曜日に、普段以上の大掛かりな
掃除をしているとのことだった。リビングのテレビ台をずらし、ソファをどけて
はたきを掛けるらしい。それは亡くなった母がそうしていたので、父もそれを
受け継いでいるとのことだ。台所も母のやり方を受け継いでいるようだ。

少なくても俺が実家にいた頃は、父が掃除をしているところなど一度も見た
ことがないが、母も亡くなり、今は父がしっかりやっている。

それに引き換えダメ妻は、満足な掃除はせず、片付けさえもまともにできない。
掃除と言っても、掃除機をたまに掛ける程度だ。だから、子供に「お父さん
ばっかりやらないで、たまにはお前がやれ」と言われるのだ。小学生の子供が
母親に「お前」呼ばわりして怒るのだ。それぐらい、子供もダメ妻がまともな
掃除をしていないと感じているのだ。

さっきもソファテーブルが物置化していて子供に片付けるように怒鳴った。
床に紙くず、ビニール系が落ちていても拾わない。俺は、物が床に落ちていても
平気な神経が信じられないと言ってやったが、どうしようもなくバカなダメ妻に
響くことはない。これまでにも何度も俺が言っている言葉だからである。
テーブルの下には、ダメ妻がだらしなく脱ぎっ放しにしているスリッパがある。
頭に来て、蹴散らかしてやったが、鈍感でだらしないダメ妻は、気づかないだろう。

明日は曇りの予報で、猛暑とまではいかなそうだ。明日、明後日と外出で直帰
するが、明日は駅から8分ぐらいは歩くので、日が照っていなければ、だいぶ
体感温度も変わるだろう。