「トリニダードでの日々の暮らしを綴る」というコンセプトで、もののお値段やサービスのお値段をなるべく詳細にお伝えしております。


が!
お金を!
紹介していないではないか!

ということで、「地球の歩き方見たら載ってるし」とかは言わずにご覧ください。


1964年にイギリスポンドから移行されたTT$。


全貨幣。

左上から、
100TT$
50TT$
20TT$
10TT$
5TT$
1TT$
25TT¢
10TT¢
5TT¢

1TT$=16.79円(2018年11月2日時点)


どっちが表かわからない。
けど、1枚目の写真が表側、2枚目の写真が裏側だと思っている。


ちょっと大きく。



50ドル札を除く全紙幣の表側中央は国章。
色がないので分かりにくいね。



これですね、国章。
国章をどこからどう説明するものかわかりませぬが。


盾の左の赤い鳥がスカーレットアイビス(ショウジョウトキ)
南アメリカの北沿岸部に生息する真っ赤なトキ。
ちょうど11月頃からがスカーレットアイビスウオッチングのシーズン。
早く行きたいと狙っております。


盾の右の鳥はコクリコ(ワキアカヒメシャクケイ)
コロンビアとベネズエラの北部、そしてトリニダード・トバゴに生息。

ちなみにコクリコ坂のコクリコとは関係ないコクリコだと思う。(コクリコ坂の方はフランス語の「ヒナゲシ」)

国鳥の割に全く話題に出たことがないので、どんな鳥だか逆に気になる。


鳥の足元の2つの島は、やはりトリニダード島とトバゴ島と思われる。


真ん中の盾は、国旗と同じ色使い。

赤=国民の寛容さと日光の象徴
白=平等と海
黒=国民の粘り強さと統一への使命


金色の2羽の鳥はハチドリ。
この国には17種類のハチドリが生息している、ハチドリ天国。




ハチドリの下の3隻の船は、コロンブスが1492年8月3日、アジアへの短距離航路を見つけるためにスペインを出港した、サンタマリア号・ニーニャ号・ピンタ号の3隻。
その航海は結局アメリカ「新大陸」の「発見」になった。(正確にはバハマの一部)

けれども、トリニダード・トバゴがコロンブスに「発見」されたのは1498年の6隻での航海じゃ?
という謎が残る。



上のヤシの木と、操舵輪と、紅白のひらひらと、西洋兜はなんだかわからなかった。

ちなみに最下部のリボンに書かれているのは国是。

意味は、

「我ら共に熱望し、我ら共に成し遂げる」



国章以外では、主に鳥が描かれていて、例外は50ドル札のハイビスカス。

何かにつけて50ドル札が例外なのは、2012年に独立50周年を記念して、刷新された新しいお札だからかな。


全部のお札の裏側中央はなぜか近代的なビル。





なぜ?と思っていたら、これがトリニダード・トバゴ中央銀行の建物、通称「ツインタワー」だからだそうな。

現在の図案がいつから使われてるものなのかわからないけど、お札としては斬新!と感じるのが「石油プラント」と思われるものが3つも使われている事。(100ドル・10ドル・1ドル)

残る3つは、カーニバルとスチールパンと(おそらく)セントラルマーケット。

6年でのカーニバル衣装の変遷を感じるべきなのか?
それとも露出の多い衣装とは別に伝統的な衣装があるのか?
実際にカーニバルを目の当たりにするのが楽しみ。(でもあり、見逃せないものが多すぎてリスト作るべきか悩む)


さて、最後はコイン。


図案は10セントのハイビスカス以外わかりません。


25セントはこれかなぁとも思ったけど、形状が違う…。もっと藤の花っぽい。
も少し調べて見なければ。
植物園にヒントがあるかしら?


裏は安定の国章。


ちと、長かったですが読んでくださった方ありがとうござります。


【番外編】

全然トピックは違いますが、先輩が熊本でバーをやっています。

Instagramでお酒の紹介もしてらっしゃいます。

カリブの国から2つほど見かけたのでご紹介。



どちらも、つい「一杯下さい」と口をついて出てしまうくらい惹かれる解説。



やはりカリブの強みは、「ストーリーの多さ」だと思うんです。