Snow Manの3rdシングル『Grandeur』のカップリング曲『EVERYTHING IS EVERYTHING』。


everythingって簡単な単語のようですが、改めて辞書を引いてみると「全ての物事」という意味の他にも、補語として「何よりも大事な(〜が全て)」という意味がありますね。

なら、Everything is everything.は「全ての物事が大事なんだ」だと言えます。



では、Everything is everything with you.はどうでしょうか。

everything with youは「あなたにまつわる全て」という意味ですね。

What's the matter with you?とか、
There's something wrong with my smartphone. とか、
trouble with 〜、issue with 〜のように、
withは人や物事との外的に表れた事象の関連を示します。





ここで語順に疑問が浮かびませんか?
主語 + is(be動詞) + everything で「主語は何より大事だ」と表すことが出来るわけですから…


ここで思い出したいのが倒置法です。
SVC文型なので、倒置法を使うと補語と主語の位置が入れ替わります。
つまり元々はEverything with you is everything.ということです。


どうでしょうか、ここまでで納得できる和訳がご自身でできましたか?
和訳のテクニックとして、肯定文で自然な日本語訳を作ることが難しければ日本語訳を否定文にして作る、というものがありますね。
'is everything'は「〜は何より大事だ」という強い意味を持っていますから、「〜より大事なものなんてない」と言い換えても意味が通ります。

例えば先程のEverything is everything.では「無駄な物事なんてない」とも言い換えられます。


もし、私がEverything is everything with you.に和訳をつけるとしたら「僕の住む世界は君で成り立っている」ですかね。ちょっと意訳すぎでしょうか?もしくは「君より大事なものなんてない」とか。

色々書いてきましたが、結局は曲中にあるように
「君は僕の全て」
が全てですね!

歌の解釈は個々の自由です。ご自分の感性を大事にしてくださいね。



『EVERYTHING IS EVERYTHING』は3rdシングル『Grandeur』の通常盤に収録されています。


ライブで披露されたのは2ndライブツアー『Mania(スノマニ)』。生歌なの、いいよね。