★☆☆☆☆

 

誰だよ『ぐらんぶる』面白いって言ったやつ・・・

 

これだからTwitterの映画評は当てにならない。前も『初恋』で騙された。これに高評価付けている人とは絶対に相入れられない。

 

ただし、エンドロールのアニメーションと監督の名前が最後ちゃんと止まったところを評価して1点。エンドロールの最後に監督の名前が止まるのを監督のエゴだと批判する人がいるが、私は逆。

 

ものづくりは民主主義じゃないんだから、そんな配慮は不要。むしろ監督は芸術面の最高責任者として、それくらい引き受けるべき。『もののけ姫』の宮崎駿もちゃんと止まっていた。

 

主役の2人は老けすぎて大学生に見えず。ただのおっさん。おっさんの裸を見せられても何も嬉しくない。しかも、主人公の役者は声が悪くて、絶叫芝居には不向き。

 

いくら原作が漫画だとはいえ、映像で漫画の演技をさせてはダメ。これは脚本の問題で、脚本が笑えないから、演技で無理に笑わそうとしている。役者が可哀想。あと、脚本には無駄な台詞(=意味のない台詞、効果のない台詞)がひとつとして存在してはならないのだが、不用意な台詞=前後に繋がりのない台詞が多すぎる。

 

いくら乃木坂派の私でも依田祐希の太ももに1,500円は高すぎる。せめて、お尻くらい見せてもらわないと、ペイできない。そう考えると同じように海で主人公が泳ぐ映画『二つ目の窓』は、同じ退屈さの中にも質の違いがあることを教えてくれる。

 

(そもそも海で泳ぐ映画と言って、これしか浮かんでこない私もどうかと思うが)やはりカンヌを獲るだけのことはある。もう一度観ろと言われたら間違いなく『二つ目の窓』を観る。まさか『ぐらんぶる』を観て河瀬直美の凄さに気づかされるとは。コロナの盆はどうも調子が狂う。

 

そして、久々に投稿したら、Amazonのリンクが貼れなくなっているではないか・・・!

これでは得意のリンク芸が披露できない・・・