乳癌と戦う妻。夫にできること、そして闘病の現実。 -11ページ目

乳癌と戦う妻。夫にできること、そして闘病の現実。

 癌の治療,治癒として、私たち夫婦、家族が行っていること
 闘病生活の中で感じた医療や健康に関する疑問や不安
 癌の闘病生活とはどんなものなのか
 夫からの視点でお話していきます。
 何かお役になれば幸いです。

明日、始業式で小学2年生のスタートです。


現在、近所は桜🌸が満開です!入学式の親御さんには最高の記念日になるでしょうね。
(^O^)

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去年の娘の入学式の時は、何とか残っていたかなぁぐらいでした。本当に今年は開花が遅かったですね。


さて、今日は半期に一度のバレエ発表会です。
o(^o^)o


共演するお友達のお母さん方に、お化粧や髪のセットをお願いしてます。(楽屋に男性は入れないので)いつも助けてもらい、感謝してます。周りの方の協力無くしてはできないです。


上手く踊れるかなぁ?  自分は良い写真が撮れるように頑張ります💪



今週で小学校3学期は終わりです。早いもので、娘は2年生に進学します。


この一年で、娘は大きく成長しました。子供の成長にはビックリしてます。


一人で
道を歩けるようになった!
お風呂に入って髪も洗えるようになった!
自転車に乗れるようになった!
髪を結えるようになった!
漢字、計算が!
 などなど。


それに、良い意味、悪い意味両方ありますが、周りを気にするようになりました。


周りに気を使ったり、『恥ずかしい』という気持ちも持ち始めたり。『恥ずかしがらずに、ドンドン行け〜!』と言いたいところですが。


そして、『ママの死』というものを分かってきています。


1年前、ママの葬儀の時は何が何だか分からなかったと思います。単にママは寝ているだけとしか思わなかったのでは、と見ていて感じていました。

それが、色々な言動から『死』というものを分かってきたなぁと感じてます。


家を出るときは、『ママ、行ってきます〜!』と言って、必ず出かけます。


葬儀場の横を通ると、『あっ、ママの場所だ』と言います。


何が何だか分からなかったはずなのに覚えているんですね。


また、『温泉行きたいけど、パパは男湯じゃん、私は女湯じゃん。一人じゃ不安だなぁ〜。ママがいれば良かったんだけどなぁ』と言ったり。


ママの死を理解すればするほど、余計に悩むこと、苦しむことが出てくるかもしれません。


でも、この事実は変えられないので、一つ一つ受け入れていくしかないです。自分もですが。


2年生になれば、お姉さんです。また一歩、一緒に成長して生きたいと思います!



震災から6年ですね。被災したわけではありませんが、その衝撃は大きかったです。


6年前の2月下旬に妻は乳癌と診断されました。


抗がん剤治療を始めることになりましたが、娘はまだ一歳。治療中、娘をみてもらえるように妻と娘は里帰りしての治療となりました。


抗がん剤の副作用がどれほどなのかも分からなかったし。


一人で生活する寂しさ、癌という未知の恐怖を感じている中で、震災が起きました。


震災の映像、状況を見て、『自分も全て失ってしまうのでは。』と怖くなりました。


里帰りしている妻に、『お願い、死なないで!完治して帰ってきて!』と、メールしたのを覚えます。


それに対して妻は『人はいつかは死ぬもの。いつなのかは神のみぞ知る。大丈夫だから』でした。


昨年2月、診断されてからちょうど5年で妻は他界しました。


震災のニュースを見ると、このことを思い出します。


良い思い出にはならないとは思いますが、それくらいの衝撃であったことは忘れずにいたいと思います。