ホスピスからのアンケート | 乳癌と戦う妻。夫にできること、そして闘病の現実。

乳癌と戦う妻。夫にできること、そして闘病の現実。

 癌の治療,治癒として、私たち夫婦、家族が行っていること
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 癌の闘病生活とはどんなものなのか
 夫からの視点でお話していきます。
 何かお役になれば幸いです。

先日、ホスピスからアンケートが届きました。入院時に様々な場面で撮った写真についてです。


正直、ホスピスでの写真に今は良い思い出はありません。写真を思い出すだけで、入院時を思い出します。あの頃はまだ妻はいたんだなと。


妻が亡くなった時、たくさん泣きました。泣いた理由の一番は、くやしさです。悲しい、寂しいよりも、くやしいが一番強いです。


妻を救えなかったこともありますが、妻自身がどれだけくやしい思いをしているのか、そう思ってしまうと、自分自身もくやしくなり、涙が止まらなくなります。


そして、妻が息をひきっとったとき、右の目から涙をこぼしていたことを思い出し、さらに悲しくなります。


早いもので、妻が亡くなって半年が過ぎました。なんか最近は凹み気味です。あと半年、もしくは一年経ったら、写真への想いも変わるのかなぁ。


暗い思いをさせてごめんなさい。


(追伸)
写真を撮ったことやアンケートを要望してきたホスピスに対して、悪く思っているわけではありませんので。ホスピスの皆さんには良くして頂きました。あくまで、今その時の写真をおもいだしての個人的な感情です。お間違いないようにお願いします。