遺骨 | 乳癌と戦う妻。夫にできること、そして闘病の現実。

乳癌と戦う妻。夫にできること、そして闘病の現実。

 癌の治療,治癒として、私たち夫婦、家族が行っていること
 闘病生活の中で感じた医療や健康に関する疑問や不安
 癌の闘病生活とはどんなものなのか
 夫からの視点でお話していきます。
 何かお役になれば幸いです。

こんにちは。


『最期の時』にも書きましたが、妻が息を引き取った後、娘はとくに妻を避けることは無くなりました。


安らかな寝顔ににホッとしたのか、それとも他界した寂しさを紛らわすためか、どちらかは分かりませんが、亡くなった直後の23日も通夜の24日も幼稚園に行きました。


娘自身が『どうしても行きたい。』と言うからです。


通夜のときも告別式の時も娘に大きな変化はありませんでした。眠剤を使い始めるときに『ママ、眠って、ず~っと一生起きないかも。』と言ったためか、『昔のママがず~っと寝ているだけ。』と感じているようでした。


でも、様子が火葬後に変わりました。


火葬後の妻の遺骨。娘は最初は何だったか分からなかったみたいです。それが次第にママの骨だと分かり。。。。


骨壺に収めた後、娘は『もう、ママの骨なんか見なくない。骨は家に入れないで。早く埋めて!いつ埋めるの!』でした。


安らかに眠っているママがずっとそばにいると思っていたみたいです。


初めて人間の骨を見ることになり、しかも自分のママ。衝撃だったと思います。


その後、『ママは?どこ行ったの?』とか、突然『ママ好き。』と言ったり。。。


すこしずつ分かり始めているような感じであり、衝撃を受けているようでもあります。


大人だって大変な状態ですから、子供はさらに大変だと思います。優しく見守り、一緒に乗り越えていこうと思います。




最後までお読み頂き、ありがとうございました。