子供 | 乳癌と戦う妻。夫にできること、そして闘病の現実。

乳癌と戦う妻。夫にできること、そして闘病の現実。

 癌の治療,治癒として、私たち夫婦、家族が行っていること
 闘病生活の中で感じた医療や健康に関する疑問や不安
 癌の闘病生活とはどんなものなのか
 夫からの視点でお話していきます。
 何かお役になれば幸いです。

【2016.02.19の状況③】

こんにちは。


昨日、妻が『お母さん!』と叫んだりと書きましたが、どうも今の妻の頭の中は子供時代に戻っているみたいです。


自分の顔を見て、『お兄ちゃん(妻の母親の弟のこと)』と言ったり、旧姓で自分の名前を言ったり。


私のことを何度も色々な思い出も交えて話しして、ようやく名前を呼んでもらえましたが、本当に思い出したのかなぁ?子供の名前が出てくる事もないですし。


悲しく寂しいですが、妻にとってみれば結婚するまでの時間の方が長いわけで、仕方ないのかなぁ。


1時頃から妻はぐっすり寝ています。眠剤の点滴をはじめて、3時間半かかりました。あとは昼前くらいに目を覚ましてくれれば良いのですが、今度はこっちが心配です。


寝なくても心配、寝ても心配。勝手ですね。


私は妻の寝息が気になり(何か異変があったらという意味で)、ほとんど寝られませんでした。


妻に起こされる事もないので、逆に妻の寝顔を見ながら色々と考えてしまいました。


今の妻は付き合った頃、結婚した時とは別人、病気になった頃とも別人、1年前とも昨年12月頃とも、1ヶ月前とも1週間前とも別人の印象です。


今の状態を見ると、普通に生活していたことが信じられないくらいです。悲しいですが。


そんなためか、どの頃のどの思い出の妻が本当の妻なのか?今は夢の中?それとも今が現実で昔の生活や思い出が夢?  などと色々と思っちゃいました。


どれもが現実だと分かっていますし、人は成長し老いていくのだから変わるのは当然です。でも、この2ヶ月の変化が激しすぎて、色んなことがあり過ぎて、自分の頭の中で線でつながっていない。そんな感じです。


自分の中で現状を受け入れられていないところもあるのでしょうね。


日中は妻の両親に看てもらいますので、ゆっくりしようと思います。やっぱりつかれているのかなぁ。でも気になって休めないような。



最後までお読み頂き、ありがとうございました。