こちらのブログは基本自由に自分が書きたい事を書いているのですが

しばらくしましたら内容により違う仕切りでお話しをしたいなと考えております。


先日耳鼻咽喉科の先生に喘息の治療の今後を伺いました。

4.5.6.月、9.10.11月は喘息期だそうでなるべく歌わないのが良い?!とガーン

気圧やダニなどもっともまずい状況で

加齢による肺の老化に関しては

医学的にも非常に証明が難しい

しかしながら毎日リアルに衰えるのだそうで、それに抗う技術はなく、食い止めのためのトレーニングやレパートリーを変えていきながら何とかやるしかないとはっきり言われ、かなりのショックを受けましたえーん


でも理解できますショボーン

体が感じていますから。

悔しいですけれど。


わたしは年齢によりどの様に体や声が進化したり

また衰えるかをありのままに受け取り、努力により老化に歯止めを効かせたりまた進化させるかについてわたしなりに勉強しています。

解剖学や音響学など!今度舌剥がしに挑戦してきます!


色んな方法は編み出してやれるところまで若い時やらなかった分やるのが今のわたしの生きる道

でもやはり納得できない状況になれば

オペラ歌手としての活動は休止する時は来るなと感じています。



正直言えば、老いることは自然な流れであり

成熟していく過程で体力や衰えはあるものであると若い頃から思っていました。


わたしの場合は若い頃生きるのが必死だったり家族の介護なども含め勉強に集中出来ない、しない時期がありました。


人は生きている中で色んな事件に遭遇します。


だからこそ、出来るなら 今を大切にして勉強し歌っていくように自分にも若者にもそう話しています音譜音譜


今は自分が歌う事を第一に選択できる環境の中でついてこないのは声だったり、体力だったり、

これは正直エイジングという自然の流れです。

中々皆さん引退するときに拍車がかかるとは爆笑


でも私にとり"幸せ"はその中で紛れもなく歌い続けることだったので今こうしているのですが。


困った!

以前からできたことがいくら練習してもできない、覚えられない、長く持たないなどの問題点にぶつかりました。


わたしは15年前に一旦、諦めかけた時がありました。いつも譜面をガン見して、歌は覚えなくても良いと思ったり、でシアターが大好きだったわたしはオペラや劇場の歌い手として再度年齢に関係なく復活したいとオーディションに通い始めました。

それで幾つか受かり、新国立劇場だったり、日生劇場の舞台にまた立つ様になりました。 


それから覚えないでよいと思っていた楽譜の暗譜を開始、、空いた時間は蛇紋のように覚えました。そうしたら暗記や暗譜能力が戻ってきました!!まさかオペラの舞台で演技しながら譜面を見ている歌手はいらっじゃないですよね?!

歌詞やメロディーが出てこなくてステージで真っ青になる夢を何度みたことか、、!


そしてしばらくして暗譜が出来ると言う実績と自信が戻ってきました。


やはり暗譜をすると自分の表現が自由になり、またコンサートやイベントのお仕事も復活してきました。


今の方が元気です!笑笑

いってきまーす!

1幕!

 1幕やっと終わった!笑顔

カーテンコール@新国立劇場

工藤夕貴さんとTrfのYuukiさんが聴きに来てくださいました。



カンパニーメンバーの皆様と!

東京オペラプロデュース@新国立劇場



でも刻々と時は近づいてきていることも体で感じる様にもなりました汗


昔ヘルマンヘッセの"人は成熟する程若くなる"とい本を読んだことがありますが

本当に、、時間がないとわかると、大事になるのですよね。

今のわたしは歌に恋をしているような状況になる時があります。


かと思えば失恋して💔がっかりしたり。。


命が愛おしく思えたり、また家族の白髪をみて涙が出たりします。


そして若さだけでは表現できない事は日常生活の中でも音楽を通しても沢山感じます。

心はあたたかく充実してきています。


深くなると言うのは、そうした人間の弱さや生きるエネルギーが少なくなった時こそ、燻銀のように光出すのだなぁ、って。←また古い言葉?💦


やはり頑張って来てよかった、生きていてよかったって思うのですアップアップ


若い才能ある方々が年配の方を気遣ったり

一緒に演奏したりして生まれるミラクルや

総合的な完成度は同じ年代同士では出せない味があるなとも感じます。


人は相手によって引き出されるものが変わってきますね!


わたし自身もその点はスポンジ🧽のように柔らかく、川の様に流れていきたいなと思います。


また逆算してエネルギーを貯めることは

若い方々とやる際に自分をコントロールしていかないといけない点であると最近感じております。


人は数ではなくどれだけ良い人とステージをともにしたかは非常に大切な記憶になると思います。脳は学習能力が基本的にはないので、

良い思いで塗り替えていく事が大切だからです。


さて、次に向けてまたよい時間を過ごしてまいりますビックリマーク


またコンサートでお会いできます日まで!!