ついついティアラの紹介が後回しになっているのですが、
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それでは、「懐かしいバレエ団での思い出②」を書き留めていきたいと思います
本当は「私がバレエを辞めた理由」を書く予定でしたが、コチラはまた後日。
最近YouTubeを見ていたら、たぶん留学を斡旋してらっしゃる方だと思うのですが、
「ロシアのバレエ団で日本人が働く場合は、お給料が貰えずに、逆にバレエ団にお金を支払わなくてはならない。」と言う、ウソ情報をアップしていて…
必ずしもそうではないという事を伝えたいので、ブログに書きます!
今から書くことは10年も前のことですが、私がロシアのバレエ団で働いていた頃の状況をお伝えしたいと思います
まず初めに、
バレエ団に私がお金を支払うことは一切ありませんでした
ロシア人と同じように基本給があり、公演に出れば出るほど、給料に上乗せされていました
また、私が住んでいたアパートは劇場の持ち物だったので家賃は発生せず、光熱費なども劇場が支払ってくれていたし、保険も劇場が加入してくれていました。(インターネットは自分で契約)
税金はロシア人と同じように給料から天引き。
ビザに必要な健康診断書なども劇場が支払い。
(日本で健康診断を受けた場合は自費だったけど。)
一番嬉しかったのは2年に1度ですが、ロシア⇄日本の航空券代も劇場が出してくれていました
年に1回、夏に帰国していました。
私はペルミバレエ学校を卒業する時にロシア国家バレエアーティストの称号を得ていたので、ロシア人と同じように国家公務員としてバレエ団に所属し働いていました。
生活するのに問題ない額でしたが、ロシアの国家公務員のお給料は安いです
少し前までは、バレエ学校のディプロマを持っていないとロシアのバレエ団に入るのは難しいイメージがありましたが、今は持っていなくても働いている子はいます!
(お給料は違う可能性がありますが。)
私の場合は、
ロシアでの労働許可があり、もちろん就労ビザでロシアに入国し、正団員として劇場と契約していたので、このような感じでした。
※正確には、劇場と団員として契約をしたので、労働許可がおり、就労ビザを発行してもらえた。
注意が必要なのは、
労働許可がなく、就労ビザを持っていなければ、給料は支払われません(当たり前ですが。)
なので、もしロシアで働く場合は、自分がどのような契約を劇場と結んでいるのか知る必要があります。
↑これも当たり前のことですが。
以前研修生として入団した日本人の子に、給料はいつ支払われるのか聞かれた事があります
彼女は、自分が研修生として入団したことを知らなかったんですね。(私は知っていた)
ビザも研修生ビザで労働許可も持っていませんでした。
もちろん契約書にも研修生と書かれていました。
言葉を理解していないと大変な事になるので、語学の大切さを知って欲しい!
(ちなみに現在ロシアで労働許可を取るためには、ロシア語・ロシアの歴史・ロシアの法律の試験を受ける必要があります。)
↑これも曖昧で、地域によって試験が免除の場合もある。
入団許可を貰っても、ビザを取得するための招待状をやってもらえず、入団話が流れることがあるので、私は入団許可を得たあとに必ず確認していた事があります。
①労働許可を取ってくれるのか。
②就労ビザのための招待状を発行できるのか。
③住む場所は提供されるのか。
⬆︎この3点は必ず確認しました。
※劇場によっては外国人を雇う権利を持っていない場合があるので、要チェックですよ!
(オーディションを担当している先生がそれを把握していないことも多い。)
YouTubeで言われていた、劇場にお金を支払うということは私は聞いたことがないけれど、
劇場によって条件は違うと思うので、これから就活する子たちは是非確認してみてくださいね
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