雨流俊樹の美学

雨流俊樹の美学

俺の極めてちっさい日常の出来事をここに綴っています。更新頻度は少ないですが肩の力どころか体の力を抜いて見れるユルいブログです。どうぞごゆるりと・・・・・

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https://boxingnews.jp/news/74007/

 

日本人キラーと呼ばれたジェスマーカを倒してOPBFのタイトルを奪取して上がって来たのは間違いなく凄い事だけどここまではKO率も低く極端に目立つ選手では無かった。

 

長谷川穂積という男は世界王者になってから圧倒的に強くなり、感動の物語を作り出した。初防衛戦をクリアしウィラポンとの再戦では目の覚めるようなカウンターで返り討ち。ここからさらに覚醒した。途中ジムの移籍でゴタゴタがあったものの防衛戦ではKOを連発して10連続防衛を達成し当時は認可されていなかったWBOとの統一戦を実現。

 

ファンは王座統一を期待した。しかし結果はファンを唖然とさせるものだった。まさかのTKO負け。俺も当時はテレビの前で金縛りにあったのを覚えている。そして何とも言えない喪失感。後に控えていた会社の飲み会には全く気乗りしなかった。大好きな焼肉だったのに。

 

これで終わらない長谷川穂積は一気に2階級を上げてその時のランキング1位ブルゴスとの決定戦。フェザー級で世界奪取をした。しかし戦い方は変わってしまったように見えた。勝ったから良かったけど真っ正面から打ち合って個人的には怖く感じた。でも飛び級での2階級制覇をした。これは日本人選手初の偉業。

 

初防衛戦ではハードヒッターのジョニーゴンサレスを迎える。危険な相手だがここからまた長谷川選手が始まると誰もが思っていた。でも結果はKO負け。しかも右一発で倒されて終わりというあまりにもあっけない結果であった。一体何が?打たれ弱くなってる?何にしても王座からは陥落した。

 

どうなってしまうのだろうと思ったが階級を一つ下げて復帰。ノンタイル戦をこなして世界挑戦へ向かう事が出来た。相手はキコマルチネス。フェザー級は適正じゃなかった。スーパーバンタムならと思っていた。だがここまも無残な現実を見せつけられる事になる。まさに惨敗とも取れる内容だった。ファンの俺ですら「さすがにもう終わったよ。お疲れ様でした」とすら思わされた。

 

しかしそんな凡人の俺の考えなんぞどこ吹く風。復帰を決めて世界ランカー2人を撃破。集大成とも言える世界戦へと歩を進める。

王者はウーゴルイス。追い足は鋭くないもののこの階級としてはかなりの長身でリーチもあり破壊力もある。そしてここでの下馬評は俺の知る限りでは散々であった。負けるとか無理だとかそんな意見を見た。ルイスのマネージャーが前回のタイトルマッチの相手のマルチネスと同じで、あんな負け方をしたのにまだやるのか?とあきれ顔だったらしい。でも俺は勝ちを信じていた。

 

3階級制覇のかかった試合は始まってみれば長谷川有利で進んで行く。しかし一発のある王者だけに緊張感のある中でラウンドは進む。
このまま行けば勝てるって思ってる所に王者のアッパーをもらってしまう。よろけた。完全に効いている。自分自身の血の気が引くのが分かった。まさかこのまま詰められて負ける?そんな最悪の予感が頭に浮かんだ。クリンチで逃れる。もう恰好なんて気にしなくて良いからとにかく凌いでくれ。俺にはそんな事しか考えられなかった。そんな絶望的な状況下でも長谷川穂積の考えは全く別の物だった。何と王者と真っ正面から打ち合ったのだ。冗談だろ・・・・「打ち合わなくていいよ」俺はテレビの前で叫んでいた。でもそんな俺の心配をよそに打ち勝った。王者が後退する。

 

このラウンドはゴングが鳴るものの次のラウンドでは王者が出て来れない。棄権した。3階級制覇が成されたのだ。俺は泣いた。

勝因はやはりあの打ち合いが決定打となった。高速の連打もそうだったが戦鬼のような気迫で攻め立てた事で相手の心をへし折った。

この試合を最後に長谷川穂積はボクシングを引退。今は自分のジムを構えたりタイ料理屋の店を経営をしたりテレビ出演など様々な面で活躍中。サウナ好きで静岡で有名なサウナにも撮影で来てたっけな。知ってたら見に行っていた。

 

そして出世試合となった相手のウィラポンも今はレストランの経営をしている。辰吉、西岡両名を退けて日本人選手の大きな壁になっていたものの日本にも彼のファンは多かったと思う。それだけ強さや人柄なんかも好かれていたんだろうな。

 

あれから15年。長谷川、ウィラポン両名ともにボクシングから退きそれぞれの道を進んでいる。

昨日の大雨から一転して雨上がり。曇り空ではあるけど明らかに暑い・・・・・練習でいい汗かけそうだな。

ボクシングの練習を初めて約3か月。週に1回しか練習出来てないけど少しずつパンチも強くなってきている。元々はキックをやってたから初心者って訳じゃないけどやはり似て非なるものなんだと実感した。

 

この時期の練習はとにかく汗をかくな。