私は、18歳の時、初めて外国を体験しました。行き先は、カナダの「トロント」です。小さい時からずっと外国の暮らしに興味があり、当時夢中になって何度も何度も見た、映画「赤毛のアン」の国にどーしても行きたくて、夏休みの間の6週間行かせてもらいました。生まれて初めて経験した「外国」は、いい意味での「カルチャーショック」をたくさん受けました。最初の3日間は、ホームシックで、何度も何度も日本に電話をして、母に「帰りたいよ~」と、泣いていたのに、3日経つと、毎日毎日、楽しくて楽しくて、日本に帰りたくないくらいでした。外国の魅力は、新しい「自分」に出会えるところだと思います。外国では、私って、こんなに行動的だったっけ?と思うくらい100%以上何にでもチャレンジして、好奇心のアンテナをいっぱいはりめぐらせて、できる限りの経験を得ようとします。そうすると、新たな「自分」をたっくさん発見できます。
 「トロント」は、「赤毛のアン」の故郷「プリンス・エドワード島」には、かなり近いのですが、カントリーの「プリンス・エドワード島」とは違い、とても都会で近代的でした。地元のカナダ人より、日本人の方が「赤毛のアン」ファンが多いと聞きました。「トロント」の語学学校で出会った、Sちゃん、Kちゃん、Aちゃんとは、放課後も休日もいつも一緒で、「モントリオール」や、「ケベック」へもレンタカーを借りて、一緒に貧乏旅行をしました。Kちゃんは、男の子なのに手先がとっても器用で、自分で作った針金細工の小物を路上で売って、そのお金でみーんなに「クレープ」をごちそうしてくれました。フランスタイプのそば粉クレープで、ほっぺがおちそうなくらいとーってもおいしかったです。何より、Kちゃんの気持ちがとてもうれしかったです。初めて行った外国での生活が、私にはピッタリとはまって、それがあまりにも素敵すぎて、カナダから帰ってきてからも私の「もっともっといろんな国がみたい!!」という気持ちは更に、更に強まるばかりでした。

              トロントで見つけた「アン」の置物
       ~For a Nice Cup of Tea~ ❤THE’ the’❤