銀ちゃんがきて、1年が経った。


銀ちゃんは、中部地方のオークションから、オラが村にやってきた。


NBの最終型、4型 平成17年式。五年落ち。


走行距離だって、二万キロ程度。


紺ちゃんが12年式で10万近く走っていたので、若いクルマだった。


なのに、銀ちゃんは、


シンクロはへたり、


シフトカラは割れていた。


たぶん、スピードとギアがあってないのに、無理矢理叩き込まれていたんだな。。。


幌からの排水路は泥まみれで、すぐに詰まってしまった。


オーナーの手で、洗われてなかったんだな。。。


無造作につけられたカップホルダーが原因と思われる内装の塗装のはげ、


ひび割れて機能していないタイヤ、


愛され、大事にされてなかったのかな?と思った。


紺ちゃんを引継いだとき感じた、前オーナーの愛情を、感じなかった。


紺ちゃんは、峠にサーキットにいっぱい走ったけど、壊れる事はなかった。


紺ちゃんのときからお世話になっているメカニックと話していて、


同じ事を感じてたっていっていた。


”ハードに乗っても、クルマに愛情があったら、意外と壊れない。整備もしてるし。クルマをみたら、オーナーの乗り方もわかるんよ。今度のNBは、機械として使われて感じ。”


たぶん、自分の思い通りに動かない道具に、いらいらしながらシフトしてたんだろうな、と思う。


銀ちゃんは、来たときの傷を出来るだけ直し、パーツも紺ちゃんから移植した。


泥も何度もあらって、排水口は針金で何度も掃除した。


内装の剥げだけはそのままだけど・・・


特にシフト周りや操作系は徹底的に直した。シンクロはどうしようもないけど・・・


最近、やっと自分のクルマになってきたと感じる。


シフトは、ロードスターらしくかちっ、かちっと入るようになった。


来たときのようにぐすぐすなフィールはましになった。


しかし、


紺ちゃんは十年選手だったけど、


どこも壊れてないところだった。



クルマは、複雑な機械だから、


すべて、自分のいうことを聞いてくれるとは限らない。


調子が悪いと感じたら、


なんで調子悪いか?


どこがおかしいか?


考えたり、相談したりして、


直せるなら直すし、


乗り方がおかしければ、乗り方を矯正しないといけない。


見た目も大事だから、


洗車もするし、


ドレスアップや車高にも気を配る。


だけど、


自分の思い通りならないと、


機械のせいにしちゃうひと、


強引に自分のやり方を押し付けるひともいるんだなぁ、と思う。


けっこう直したけど、


直したところは、まだ元気だ。







前のオーナーにあったら、ぜひ聞いてみたい。


前のオーナーは、銀ちゃんが壊れたと思ったんだろうか?


壊したって思ったんだろうか?