トゥルー・オア・フォールス by 野島伸幸 1500円

 

トゥルー・オア・フォールス ギミック&DVD  野島伸幸  1500円

 

 

━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…

 

マジシャンが「最後まで観客が引いたカードを知らなくても良い」セルフワーキングのカード当て傑作。

本当にカードを知らないのに付属のシートに従って「赤いカードですか」等、質問するだけでOK、嘘をつかれても当てられます。(第1段階は3問全て本当のことを言ってもらって当てます。第2段階は3問のうち、どれか1つを嘘でも大丈夫。何回目に嘘を言われても当てられるのが素晴らしい長所です。)

 

セルフワーキングとはいえ、ちょっと工夫は必要です。

観客が引いたカードを知らないとはいえ、ここもちょっと工夫は必要です。

 

「全部本当を言われても、1つ嘘を言われてもどちらでもよい」というマジックではありません。全体を通して観ると、そのように見えるということです。

 

私はセットアップデックを使って第1段階を演じています。その場の空気に合わせて第2段階も演るときもあるという感じです。第1段階だけでもかなり不思議なものです。難所はトゥルー・オア・フォールスの良さ、不思議さがわからない客に出くわしたときぐらいですかね。

 

シートさえあればノーデックでも演技可能です。大変便利で使い勝手が良いので、レパートリーに入れています。

(シートの無断複製・コピーは禁止されています)

 

解説動画にある「ノーセットで演じる方法」を使ってトランプ1枚をイメージさせます。

名刺を1枚渡してイメージしているカード名称を書かせます。「ハートの2」のように。演者はそれを一切見なくて構いません。

 

シートには4箇所、カードを置くところがあると説明し、3枚の名刺を渡して先程イメージしたカードではない3枚を書かせます。これでノーデックのトゥルー・オア・フォールスが実演可能です。

 

最初に渡す名刺1枚はドットをつけるか、クリンプをすると演じやすいものです。

(どちらも嫌なら、サイドを潰します。爪を当てて圧をかけるとクリンプカードと同じこと。)

 

どこかで間違って当てそこねても自分は気にしません。

メンタルマジック系慣れしていれば、カードの当てそこねは怖くないものです。