以前からどうしても拝観したかった国宝・薬師寺。
世界遺産でもあります。
大阪の世界万博からの帰り、立ち寄りました。
サクラやハナミズキが咲いており、美しい季節です。
立派な手水鉢、ここで身支度し、
ご本堂へ。
ご本堂(金堂)薬師如来さま
国宝、白鳳時代の優美なお姿です。
1528年に焼失し、その後は仮金堂だったそうです。
今の姿に再建されたのは昭和51年。
ずっと疑問だったのです。
私、修学旅行でここに来たのかどうか。
今のように誰もが簡単に写真を写せる時代じゃありません。
随行の写真屋さんが写した数々のスナップ写真から
自分が写った欲しいものを選んで買う時代だったのです。
法隆寺の夢殿の前の自分の写真は
よく覚えている。
それ以外は?
自分の記憶の中にしかありません。
建設中だったはずなので多分、初めての拝観。
その時には東塔しかありません。
“凍れる音楽”と形容され
その美しい姿で有名な薬師寺東塔です。
創建当時から残る唯一の建物。
平成の時代に全面解体修理が行われました。
テレビの放送で見ましたが、本当に心柱一本の姿に
なっていたんです。
凄い技術と情熱で感嘆せずにはいられません。
是非、一度見たかったのはそういうわけです。
水煙は1300年の歳月のお勤めを終え、
新しいものに交換されたそうです。
左手に見えるのは西塔。
こちらも同じ形ですが、
昭和56年の再建です。
色彩豊かですが、時間が少し経っているので
落ち着いた色になっています。
ご覧いただきありがとうございます。