昨日で「48回目」となる首相官邸前抗議行動は、ちょうど1年前の3月29日から始まったそうで、「2年目へ突入」という節目ともなる抗議となりました。
本日! 官邸前に!【0329大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議】2年目に突入!今週は総力を官邸前に!(国会前ステージはありません)3/29(金)18~20時首相官邸周辺で超大規模抗議。ツイートボタンで拡散を→ coalitionagainstnukes.jp/?page_id=2397
— 首都圏反原発連合さん (@MCANjp) 2013年3月29日〝初心に戻る〟ということで、今回は特別に「国会前ステージ」を設けず、抗議エリアを官邸前のみに集中させるとのことです。
但し例外的に、お子様の安全の確保のためか、今までの「ファミリー・エリア」での抗議もあるそうです。
ちなみに、参加者が急増した昨年の夏以降は「官邸前スピーチ・エリア」、「国会前スピーチ・エリア」、「ファミリー・エリア」という、大きく分けて3つのエリアに分散して抗議行動をする形態になっております。
僕は昨年の6月の抗議から参加しているので、「1年も続いた」という主催者側の特別な感慨があるわけではありません。
だから、心境的には「いつも通り」に参加しました。
ただ、昨年6月末の、あの騒然とした雰囲気の再現となると、僕でさえ身の危険を感じるので、事故(&逮捕)なく無事に終われば良いなあ、くらいには思っていました。
で結果は、最近の傾向と一緒で、何の問題もなく抗議行動が行われたようでした。
参加人数は、僕の見たところ「○千人」くらいで、現在抗議行動に参加している方は皆さん「理知的で冷静」であり、「法に反しない」という当たり前の行動をすれば、親子連れでも安心して参加出来る環境が出来上がっています。
ただひとつ、警備に配置されている警察官が、時折「意味不明の」交通規制をすることが増えて来ているようで、最近気がかりになっています。
〝2年目〟へ突入の首相官邸前抗議行動を撮った動画を、いつものようにご紹介しようと思いますが、その前に写真家であり、写真会社の社長でもある「伏見行介」さんが、ブログで写真が有する「記録性」の大切さについて言及しております。
それを最初にご紹介します。
❝フォト ジャーナリズムの産みの親の雑誌は、世界的に有名な「ライフ」ですが、1936年に創刊され、紆余曲折の末、最終的には2007年に廃刊されてしまいました。
ライフ誌創刊の言葉に曰く
「人の暮らしを見る。世界を見る、偉大な出来事を目撃する。貧しい人々の顔を、誇り高き人々の動作を見つめる。見なれないもの―機械や軍隊、大群衆、ジャングルや月の表面の影を見る。人類が成し遂げた業績― 絵画や塔や発見を見る。何千マイルも離れたものを見る、壁の後ろや部屋の中に隠されたもの、近づくと危険なものを見る。男たちの愛する女性、そして数多くの子供たち。見る、そして見ることに喜びを見いだす。見て驚く。見て教えられる」。
写真の持つ本質を全て含めた言葉です。
〔中略〕
TVやNetの時代になっても、1枚の写真の力は変わりません。写真の力を認めるからこそ、閉ざされた国々は、自分の国のまずい部分を隠そうとするのです。
写真を趣味とするみなさんの写真、後々重要な記録となるのです。いろんなものを写してください。〔強調:引用者〕
〔中略〕
そして、今日気になったのが気仙沼の第18共徳丸。撤去が決まり4月から解体作業が始まるとの記事です。
船の持ち主は「後世のことより、今を生きる人たちの心境を考えて決めた」「昭和初期の津波と違い、今回は映像がたくさん残っている。映像を通しても津波の教訓を伝えていくことができる」との事で解体を決めたようです。映像より実物が強いとは思うのですが、残念です。
2011年から1年に1度、年末にここを訪ねて写真を写す事にしています。3回めの今年の暮れには、何も無くなっているでしょう。
近くにお住まいの方で写真を写せる方、4月1日から船が無くなるまで開日1枚写し続けてください。貴重な記録になります。フォト ジャーナリズム等と大上段に振りかざさなくても、写真を残す事は意味があるのです。〔強調:引用者〕
首相官邸前抗議行動の動画を撮っていると、たまに警察官から「報道の方ですか?」と質問されます。
質問の主旨は、「プロの報道関係者以外は通行の支障となるので場所を移動してくれ」という場合の方が大半です。
それでも最近は「露骨にプロとアマとを区別して対応を変える」警察官は少なくなりましたが……(^^;。
その反対に、主催者側から「プロとアマとで待遇を区別されることは一度もなかった」のも事実です。
プロだろうがアマだろうが、一律に公平な態度を一貫させています。
そのことが、撮影していても「居心地の良さ」に繋がっているのだろうと思います。
ただ僕以外の、アマチュアと思われる撮影者も常に複数いるので、「僕なんかが撮らなくても十分ではないか……」と思うこともしばしばあります(苦笑)。
自分でも「何のため」に撮影しているのかよく分からなくなることもあるのですが、上記の伏見さんの言葉に、おぼろげながら「撮る意義がある」ことに気付かされました。
それに、撮影している時が個人的に一番「落ち着いた」気持ちになれるのも事実です。
「アル中の人が、お酒を飲むと手の震えが止まる」のと同じです(笑)。
まあ何であれ、将来貴重な記録になる可能性もなくはないので、拙い映像ですが、僕なりに楽しんで撮影したいと思います(^^;。
では動画を簡単にご紹介します。
首相官邸前抗議の「1周年」ということで、多くの脱原発の政治家が参加するのかなと思ったのですが、僕が見かけたのが共産党のみでした。
残念でしたが、しかしこれは、本気で脱原発を考えている既存の政治家はごく少数しかいないことの現れなのでしょうか……。
終了時間近くに、「ファミリー・エリア」へも足を伸ばして見学しました。
そこから「総理官邸前」に戻ろうとしたところ、「怒りのドラムデモ」の方たちが数名、いつもの「国会前」交差点近くの凹みへ向かって移動している姿を発見しました。
「国会前スピーチ・エリア」での抗議が行われなかったので、今回はいつものドラム・パフォーマンスは行われないのだろうと思っていました。
国会周辺の参加者の人数も疎らだったからです。
ところが、ほどなくするといつものドラム・パフォーマンスが始まりました。
そこで「総理官邸前」に戻るのを諦めて、彼らのパフォーマンスを撮影することにしました。
その動画を最後にご紹介します。
撮影に使っているアプリは、以前にもご紹介したと思いますが「KitCam」です。
花が散りはじめた夜桜をバックにしての撮影で「遊び心」がくすぐられたのか、今回は「フイルム・フィルタ」をヴィヴィッドの色彩に設定し、試しに「レンズ・エフェクタ」を色々といじりながら撮りました。
つまり、いつもとは違った映像にならないか——と試行錯誤しているのですが、そのため、画面が途中で何度も変化していて、かえって見づらくなっているのかもしれません。
もしそうであるのならば、どうかご容赦して下さいm(_ _)m。