僕の中で「カウンター・カルチャー」を具現化した、またはそれを見事に体現した人物と言えるのが、「アップル社」の共同創業者である「スティーヴ・ジョブズ (Steve Jobs)」です。
それは、常に〝イノベーション(革新)〟を追い求め続けようとする彼の姿勢に現れていました。
既成概念を最も嫌うという反骨・反体制の精神を、最後まで持ち続けた希有な人物だと思います。
その精神は〝(The Computer For) the Rest of Us〟というコピーとともに誕生した「Macintosh」の思想にも色濃く反映されています。
そして、その後に続く製品にも……。
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リアルタイムでは視聴出来なかったのですが、先日「NHKスペシャル|世界を変えた男 スティーブ・ジョブズ」(2011年12月23日放送)という彼のドキュメンタリー番組を観ました。
その内容は、青春時代に強く影響を受けた「カウンター・カルチャー」と絡めて彼の精神像、人物像を描いていて、とても良いドキュメンタリーに仕上がっていました。
「カウンター・カルチャー」なしにジョブスを語れないと思うので、僕なりに納得出来る内容でした。
そこで、このブログでもご紹介することにします。
「世界を変えた」と良く言われるスティーヴ・ジョブズですが、彼を彼にならしめたものは何だったのか?
「彼を変えた」ものは何だったのか?
そんなことも考えながら観て頂けたら幸いです。
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10月5日に亡くなったアップルのスティーブ・ジョブズ前CEO。
iMac、iPhone、iPad をはじめ、芸術作品にも例えられる数々の製品を世に送り出した思想の根源は、「この世界を良くしたい」、「人々を大切にしたい」という純粋かつ揺るがぬ信念であった。
追従を許さぬ「独創性」。
製品の素材や商品発表の細部にまで頑強にこだわり抜く「完璧主義」。
そして、数々の同僚の羨望だけでなく憎悪をもかき立ててきた数々の「奇行」・・・。
番組では、養子に出された生い立ちや、アップル社から一時追放されるなどの経験が、いかにして彼の人間性を構築する原動力となったのか。
そして、ジョブズ氏が追い続けた理想の社会や未来とはどのようなものだったのか。
家族や友人、同僚やライバル、さらにジョブズ氏の伝記の著者で最期の日々に立ち会ったアイザックソン氏などを通じ、“世界を変えた男”スティーブ・ジョブズの知られざる素顔に迫る。
NHKスペシャル|世界を変えた男 スティーブ・ジョブズ
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