昔なら夕立ちが降って夜はひと息つけたのですが、今年は台風の季節まで雨は期待出来そうにない予感がします。
今年の暑さはやはり異常ですね。
さすがに暑さがこれだけ続くと、誰でも少々「夏バテ」気味だと思います(^^ゞ。
そこで、今回は元気の出るダンス・チューンをご紹介します。
先日のエントリーで「Rodney Franklin」の(レアな)音楽をご紹介しました。
それに関連して、「フリー・ソウル」的な(と感じる)曲をご紹介します。
「Herbie Hancock」の1978年のアルバム『Sunlight』収録の「I Thought It Was You」です。
彼はスタンダードなジャズだけでなく、有名な「Rockit」等で幅広く他ジャンルとのクロスオーヴァー的な音楽活動もしている、ジャズ・ピアニストです。
この「I Thought It Was You」は、当時のディスコ・ブームの潮流を意識したようなダンス・チューンです。
そして最大の特徴(目玉)は、「ヴォコーダー」を使用してハービー自身のヴォーカルをフィーチャーしている点でしょう(^^ゞ。
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ところで「ヴォコーダー」と言えば、僕なんか「YMO」を思い出しますね(^∇^)。
「TOKIO」 で有名な「テクノポリス (TECHNOPOLIS)」とか……。
YMO TECHNOPOLIS FUJI FILM CM
それと、次の曲「ビハインド・ザ・マスク (BEHIND THE MASK)」も——。
YMO Behind The Mask 1980
この曲には、マイケル・ジャクソンが『スリラー』のために録音したとされる「マイケル・ヴァージョン」があります。
マイケルの「未発表曲」のリリースが予定されているそうですが、もしこの曲の音源が残っているのなら、権利関係をクリアにして、是非そのひとつとして収録してもらいたいものです。
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話が脇道に逸れましたが(^^;、「I Thought It Was You」に戻しますm(_ _)m。
僕がこの曲を知ったのは1990年代中頃ですが、制作年度が1978年なので、YMOより早くヴォコーダーを使用していることになります。
この曲が当時どれくらいヒットしたのかは知りませんが、もしかしたら世界的にヴォコーダーと言えば、この曲の方が有名なのかもしれません。
というのも、当時としては珍しい「PV」が存在しているからです。
まずは(シングル用?として短く編集された)その PV からご紹介します。
Herbie Hancock - "I Thought It Was You"
ねっ? オシャレなクラブでかかっていそうな曲でしょう?(笑)
アルバム収録のフル(ロング)・ヴァージョンでは、ジャズ・ファンク的なヴァイブが堪能出来ます(^^ゞ。
Herbie Hancock "I Thought It Was You"
尚、日本の「笠井紀美子」さんがハービー・ハンコックと共演してこの曲をカヴァーしているので、気になる方は「↑の関連動画」を探してみて下さい。