- こんなときどうする?――臨床のなかの問い/徳永 進
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がん末期の心の臨床
誠意とは何だろう。
患者の立場で考えるということだろうか?
そもそも他人の立場で考えることなんか、
言葉としてはきれいだが、出来るのだろうか。
「そんなことできない」と言い切った方が誠実だろう。
人権を尊重すること。
これも臨床以前の哲学ではあるが、かなり抽象的だ。
結局、誠意とは脚力だと思う。
患者さんが「助けてー」と言っている、何かに困っている。
そのことを家族や看護師から連絡を受けたとき、
すぐにベッドサイドに駆けつけることができるかどうか、それが誠意というものだと思う。
そしてそのことを実現させる力、それが脚力だ。
臨床にはいろんなことごとが入り混じる。
考え事をしているとき、家族に説明しているとき、
患者さんの体に処置をしているとき、論文を書いているとき、
休暇を取っているとき、夜寝ているとき、
そのどんな時にも、「助けてー」「先生、呼んでー」は生じ得る。
断る理由はずらりと並ぶ。
でもそこが臨床の勝負どころだ。
試されているのは、その時の脚力。
すぐに動くか動かないか、それだけが問われる。
フットワーク、なるべく軽やかなフットワーク、
それこそが誠意、と言えるだろう。
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口だけできれいごとなら、誰でも言える。
実際に、行動に移すかどうか、
そこに本音が表れるものですからね。
しっかり勉強して、それなりの点数をとるのも、
誠意ですかね、やっぱり・・・(^ ^;)